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暮らしから整える~辛い食べ物と秋~

暮らしはその人自身の鏡。

暮らしから整えることで
心と体の不調にも役立ち
心に余裕を持った生活ができるんじゃないかなぁと考えています。

健やかで豊かな暮らしが送れる手助けをここから発信しています。

辛い食べ物と秋との関係

辛い食べ物と聞いて思い浮かべるのはなんでしょうか?

カレーライス
麻婆豆腐
唐辛子
七味一味
ハバネロ?
担々麵

日常で食べる物としてはこのくらいでしょうか。辛い物、舌でピリッとして辛味や熱さを感じて汗が出てくるもの。その辛い物が東洋医学では秋の季節と関係があるんですね。

他にも、
スープ、味噌汁、鍋焼きうどん
わさび、からし、ネギ、大根、生姜
と言った調理方法や食材選びにも役に立ちます。

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秋は肺(臓)とリンクする

秋は夏が終わり寒くなっていく冬への移行時期。寒さと暑さとともに感じられる季節で、季節の変わり目としての時期。

秋になっていくにつれて、夏のような生活ではいけない、肌を露出しすぎ、冷たい物を飲む、酸っぱい物や甘い物を摂りすぎる、お腹を出して寝ることやクーラーもつけっぱなしでは風邪を引いてしまいますよね。

肺は呼吸器(肺、気管支、粘膜)を意味しています。

皮膚で汗腺を働かせて汗を出したり、汗を出さなくしたりという機能があります。これをコントロールしているのが、東洋医学の中では肺です。
皮膚は自然のストレス(暑い、寒い、心地よい)を受けて、その汗腺の働きで体温調整を行っています。その調整がうまくいかないと、風邪を引いてしまうという考えがあります。

そこで、肺を元気にするものとして「辛い物」なんです。

辛い物をとって汗を出すことが、体温調整に効果があり、風邪を引きにくくしてくれます。また風邪を引いたときには汗を出して解熱したり、回復を早めたりしてくれる機能もあります。

風邪のときの家庭の知恵

生姜と蜂蜜をとかした紅茶を飲めば喉の痛みも良くなるよ。
ネギを首に巻くと熱が下がる
大根と蜂蜜でつくったエキスを飲む
布団の中で汗をかいて、ゆっくり寝ると熱が下がる

こういう家庭の中での対処法、お婆ちゃんが子どもにしてあげることって実は理にかなっているんですね。昔は病院にかかれないから、自然のもので対処しようとしたもの。

これも辛味(ネギ、生姜、大根)と発汗作用(ネギ、生姜)、抗菌作用(蜂蜜、紅茶、大根)が手助けてして、人の自然治癒力を活発にして風邪を追い払おうとしたんですね。

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秋の少しずつ寒くなっていく季節は、辛い物を食べて、発汗を促し生活してみましょう!(※汗のかきすぎは返って冷えの原因にもつながるので、かきすぎには注意!)

つきもり

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