映画感想文 【ロスト・キング 500年越しの運命】
Amazon Praime Video で配信されている映画【ロスト・キング 500年越しの運命】を観た。
この映画は、ひとりの主婦が2012年に500年以上も行方不明だったリチャード3世の遺骨を発掘し、英国王室の歴史を覆すことになった実話を元にした映画だ。
派手なアクションもスリリングな展開もなく、華やかさもない地味な映画なのだけど、なぜか惹き込まれてしまう魅力がありました。
遺骨を発見した主婦で素人歴史家のフィリッパは、歴史専門家やアカデミックから「妄執に取り憑かれたイカれた主婦」と見られていて、実際身近にそんな人がいたら私も偏見の目で見たに違いない。
はっきり言えば、お近づきになりたくないタイプだ。
もし彼女が「遺骨はあるんです!」と叫ぶような活動をしていたら、私は映画を途中で見るのをやめたと思う。
でも彼女は、地道に調査を続け、裏付けを取り、説得をしてゆく。
その活動を淡々と丁寧に描いているのが、この映画の魅力となっているのだろう。
もう一つの大きな魅力は、エディンバラで撮影されているということ。
街並みが最高に美しい。
聖マリア大聖堂の荘厳さは泣きそうになった。
そして私にとっての魅力ポイントは、なんといってもイギリス英語!
もう聞いてるだけで楽しい。
ほんとにいい映画でした。
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