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アフリカ番外編!照れ屋なアフリカンボーイズたちは、元気だろうか…

今回私がチャレンジした「キリマンジャロ登頂遠征&サファリ」、番外編として「今、気になっていること」を最後にお伝えしたいと思います。

旅というものは、多くの現地の方々との出会いがあり、豊かな時間になるんだなと感じます。今回もたくさんのアフリカの方々にお世話になりました。

現地エージェントはじめ、キリマンジャロの現地ガイドやポーターたち、それにサファリガイドのFrancis。多くの人たちのサポートがあったからこそ、旅が成功したと言っても過言ではありません。

キリマンジャロ空港に降り立った時、エージェントのボスやら数人がお迎えに来てくれたんですが(みんな若者)、ボスをのぞいてみんな無愛想。褐色の肌に包まれた中の白い瞳がヤケに印象的で、誰もが笑顔ひとつなく、その白い目だけがギョロギョロと動き、「うわっ、怖い!」と感じました。

まぁ、よく日本人も「無愛想か愛想笑いしていて何を考えているかわからない」と言われるから、人のことは言えないけど、まさにその逆バージョン。

街中を走るバンの中から見えるアフリカ人たち。なんで見えるの??と不思議に思うほど、誰もが遠目でジーっと私たち旅行者の姿を見ているんです。まるで品定めでもしているかのように…

けど旅を重ねるごとに、そんな印象はどんどんと吹き飛んで行きました。全部じゃないけどね。

キリマンジャロ登山中に、彼らはことあるごとに歌と踊りを披露してくれます。それは私たち旅人の歓迎でもあり、御礼でもあり、別れでもあり。

登頂に成功し、下山時最後のキャンプサイトでのこと。

最終日の朝、テントを撤収し、あとは登山口まで降りるだけになりました。最後の挨拶ということで、メインガイドのHappyGodから登頂の祝福とお礼の言葉がありました。その中でとても印象深かった言葉があります。

「ここキリマンジャロに来てくれた、あなたたちには感謝しかありません。あなたたちがここに来てくれるから私たちは生活ができるのです」

仕事とはいえ、ゲストの20kgもの荷物を荷揚げしてくれたり、毎回、埃まみれになった靴を拭いてくれたり、アタックキャンプでは飲み水を1時間以上かけて汲みに行ってくれたり。

彼らの服装は、日本の登山では考えられないほど粗末なものです。靴は擦り切れたズックの場合もあるし、まず登山靴を履いているポーターはいません。

それでも、みんなで一つのチームとして私たちゲストを支え盛り上げ、成功へと導いてくれました。

最初は緊張していた彼らも、日に日に笑顔になり、逆に褐色の肌に生える白い瞳と白い歯がとてもチャーミング。話しかけると、英語がわかるのかどうか?だけど、なんとなくコミュニケーションが取れて、みんな歯にかんでいるんですよね。そう、照れ屋さんなんです。

考えてみれば、みんな私の子供と言ってもいいような年齢なんです。

そんな照れやなアフリカンボーイズたち、今はどうしているのかなぁ…みんな元気なんだろうか?

世界中の移動が制限され、アフリカにも観光客はいないでしょう。おそらく彼らは日銭を稼いで生活を成り立たせているのだと思います。

そもそもの根本が改善しないとダメなのは、わかっていますが、私のレベルでは旅をして現地に少しでもお金を落とすことしかできません。けど今はそれができずに悔しい気持ちがいっぱい。

コロナのバカー!に負けず元気に暮らしていて欲しいと、切に願います。





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