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スピリチュアル・ハワイ体験記〜古来ロミロミで心と身体を洗濯

ホノルルに着くと、まず感動したのは、そよそよとたなびく風と甘い香り。
プリメリアなのかハイビスカスなのか、いきなりハワイアンな気分です。

そう言えば、海外へ行くときにいつも思うこと。
それぞれの国の香りがしませんか?
ちなみに日本はお醤油なんでしょうか(笑)

無事にホテルにチェックインをし、まずはバルコニーから景色をチェック。

ヨシヨシ。
一応、ちゃんと海も見えます。

そしてすぐにロミロミの予約確認の電話です。
まだ携帯がない時代、一抹の不安を抱えながら連絡をすると、なんだか某有名芸能人のご夫婦が来ているとかだけど、私の予約を優先したから大丈夫だとのこと。

”ヨカッタヨカッタ。
いや?考えてみれば私はきちんと日本から予約をしているんだから、優先で当たり前でしょー!”

さて当日。
ホテルまで迎えに来てくれるとのことで、フロントで待っていました。

するとアロハシャツを着た、かなり大柄なおじさんがホテルに入ってきます。
”まさか、こんなおじさんじゃないよなー”と思っていたら…

「Aloha〜Yukiko! Welcome to Hawaii !!」

にゅ〜っと差し出された手は、グローブのように大きく、お腹はポンポコリンです。

”こ、こんなおじさんからロミロミ受けるの〜〜〜??”

覚悟を決めて車に乗り込むことにしましたが、色々と話をすると、かなり優しげな方でまずはひと安心。

アンクル・デレックと呼ばれる、「これぞハワイアン!」と思うこのおじさんは、古来ロミロミの継承者で、その方面ではかなり有名な方でした。
考えてみれば、某有名人の方々も通っているくらいだから、相当な存在なんでしょうね。

そしてロミロミを受ける前に連れて行かれたのは、ヘイアウと呼ばれる神聖な場所。ヘイアウとは、古代ハワイ時代に神殿があり、重要な宗教的儀式が行われてもいたそうです。
現在ハワイには、その跡地がたくさん残っていてハワイアンにとっては、今なお聖地だそうです。

住宅地が広がる見晴らしの良い小高い丘の上に、そのヘイアウはありました。近くで子供たちが遊んでいて、子供の声を聞いていると、なんだか暖かな気分になってきます。

アンクル・デレックについて行くと、丘の途中に小さな広場がありました。その広場に入る前に、突然デレックが「先に行きなさい」と言い、私はその指示通りに階段を数段降りて、広場に入りました。

すると、デレックがこう言いました。

「君は神様から受け入れられたよ。もうOKだ。受け入れられない人は広場には決して入ることができないんだ。転んだり、何か必ずトラブルがある」

”ええ〜!
そんなオチがあるだなんて。。”

話を日本に戻しますと、予約をした時に、「生活で使っている水を持ってくるように」と言われていました。
当時は液体の持ち込みもできたので、私は自分の家の水道水500mlと、仕事場の水道水500mlを持ち込みました。

その後デレックは、いろんな呪文を唱え、私が持って行った水を広場にまき、「よし準備ができた。君は広場の真ん中で好きに過ごしなさい。寝てもいいし、何をやってもいい。ただし、私が来るまでここにいなさい」と、言い残し去っていってしまいました。

ひとり取り残されたわたし。。。

とりあえずいろんなものを感じてみよう!
と思い、両手を広げてハワイの風を感じてみたり、目を瞑り陽の光を受け止めてみたり…

すると段々眠くなってきたので、広場の真ん中で「大の字」になって寝転んでみました。

遠くでは子供たちの陽気な声が聞こえ、そよそよと身体を撫でる風が心地よく、いつの間にか意識が遠くなっていったんですよね。

どのくらい経ったのでしょうか。

ふと何かの気配を感じました。
”あっ、誰かいる”

目を開けようと思ったのですが、なんだかとても心地よく、見なくても良いような気分になって、しばらくその心地よい空間を楽しんでいました。

すると、スーッとその気配が居なくなったので、目を開けて辺りを見回してみると、近くに誰がいるわけでもありません。

なんだか心が軽いなぁ…
と余韻に浸っていると、遠くでデレックが洗車をしている姿が目に入ってきました。

神聖な場所で、不思議な体験。
そのすぐ近くでは子供たちが遊び、デレックが洗車をしているという日常があり、なんだか摩訶不思議な世界にいるような気分になりました。

私が起きたのに気づいたデレックがやってきて、「どうだった?」と聞かれたので、「誰か来たような気がした」と伝えると「そうだね、僕のおじいちゃんが来てたよ。ロミロミの準備が整った、さぁ行こう!」と。

その後、デレックの家に行き彼の手技による「古来ロミロミマッサージ」を受けることになりました。

マッサージは、気持ち良いのもありましたが、石でゴリゴリもされ、痛いような心地よいような。
けど、デレックのデッカくて暖かい手の感触は、今でも忘れられません。

マッサージが終わると、デレックが「お腹空いたから一緒にロコモコを食べよう」と言って、デリバリーを頼みロコモコをご馳走してくれました。

またしても不思議な気分。

あんなに神聖な場所でご先祖様から許しを得て、ロミロミを受けられたのに、まるでローカルのようにロコモコを一緒に食べるだなんて…

けど、美味しいのは事実!

モグモグ食べていると、デレックは家族の写真を見せてくれて、そのうちの孫に当たる女の子が、とてもスピリチュアルだと言います。
なんでもいろんなものが見えるとか。

そして急に「君はサイキックに興味あるかい?とても良いサイキッカーがいるから紹介するよ」と言って名刺を渡してくれました。

”ここまで来たら、なんでもやる!”

二つ返事で「受けたい!」と言うと、デレックがすぐに連絡をしてくれたんです。
しかしとっても人気で多くの人がサイキックを受けに行くらしく、予約を取るのが困難とのこと。けどデレックが「とにかく行ってみると良い」と言うので、いただいた名刺を握りしめ、高らかに「絶対行きます!」と宣言しました。

そしてその夜のこと。

なんでしょうね、いろんなものが出たんでしょうか。

せっかくいただいたロミロミを全てリバースしてしまいました(苦笑)。

サイキックにつづく




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