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夢にまで見たサファリへ!①まずはざっくりサファリの説明から

2019年9月に、ずっと行きたいと思っていたアフリカの大地に足跡をつけてきました。一番の目的であるキリマンジャロ登頂を無事に終え、いよいよ、ご褒美サファリツアーの始まりです。

サファリと言えば、象やキリンがいて、ライオンがシマウマを襲って食べて…と、ほとんどの方がご存知ですよね。確かに一口に言えば、その通りです。しかし実際に現地を訪れると、写真や動画では決して見れない生々しいこと(動物以外でも)がたくさんあります。もちろん悪いことではなく、驚愕すること、感動することetc.

そんなことを何回かに渡ってツラツラと書いていこうかと思います。

さて、アフリカのサファリとは??

今回私が訪れたのは、インド洋に面した東アフリカのタンザニアです。ベースとしたのは、キリマンジャロの登山基地のMoshiという人口18万人の町。コーヒー好きなら一度は飲んだことがあるだろう、キリマンジャロコーヒーの産地です。余談ですが、タンザニアの人たちはコーヒーをほとんど飲まないんです。お豆は外国へ向けて、ほとんどが輸出されているとか。

人口約5,500万人、国土は日本の約2.5倍のタンザニアには、キリマンジャロ始め7つの世界遺産があります。そのうち3つがサファリとなります。

1、サファリってどういう意味?

元々はアラビア語の「旅行」という意味からきていて、現地のスワヒリ語では「小旅行」のこと。現在では、野生動物を観察することを指すのが一般的だそうです。

ですので、アフリカのサファリは、日本でいうサファリパークとは全く違います。飼育された動物ではなく、正真正銘の動物たちが生で暮らす中にお邪魔します。肉食動物や草食動物の生存競争はもちろんのこと、多様な自然環境に順応した植物や鳥など、ありとあらゆる角度から「生きている地球の営み」を感じることができます。

そのほとんどが国立公園や保護区になっていて、様々な規制のもと、私たち人間は動物たちが住む自然の中に入ることができるのです。

2、現地のサファリ事情

現地には、星の数ほどたくさんのエージェントがあるようです。それもそのはず、タンザニアにとって観光は大事な国の資源。Moshiには、ワイルドライフなんちゃらとか言う大学もあって、多くの若者はキリマンジャロやサファリのエージェントを目指しているそうです。

さて念願のキリマンジャロ登頂を果たした私たち。下山後は、溜まりに溜まった汚れ(あまり言いたくないけど7日間分)を、チョロチョロとしか出ないシャワーで落とし、翌朝にはサファリへ出発。なかなかのハードスケジュールです。

サファリガイドもキリマンジャロと同じエージェントだということ。もちろんガイドさんは変わります。それぞれ専門性がありますもんね。

いよいよ3泊4日のサファリツアー、スタート!

ホテルの玄関にやってきたのは、サファリガイドのFrancis。ちょっと英語が分かりにくいけど、運転の腕前はピカイチのアフリカンでした。

それにしてもランドクルーザーのサファリカーは、めっちゃかっこいいんです。冷蔵庫もついてるし、サファリ中に動物を見るために天井が、ドーンと上がるようになっています。もちろん悪路も何のその。ランクルの実用性を痛感しました。ちなみに、大きさはまちまちでしたが、どのエージェントもランクルです。

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車の内部はというと、ミニ冷蔵庫もついていて常に冷たいお水を常備。エアコンはありませんが、なかなか快適です。ただし最初のうちだけ。なぜなら日に日に埃まみれになるのです。

さてご褒美としてのサファリですから、1日や2日という訳にはいきません!どーんと4日間もの旅へGO!

特徴ある4つの地域へ

今回4つの国立公園や保護区を訪れました。とにかく様々な特徴があり、語り出すと書ききれないので、ここではザックリとお伝えしますね。

1、タランギーレ国立公園

元々はクロサイの保護区として設置されましたが、残念ながら今は見られなくなったそう。草原、川、丘など豊富な地形の中にゾウをはじめヌー、シマウマなど様々な動物が生息しています。有名なのは樹齢数千年ともいわれるバオバブの巨木たち。ゾウはバオバブの木を噛んで樹液を吸うために、木の幹までくり抜かれた悲惨な姿もありました。

2、セレンゲティ国立公園

広さは、なんと約14,763㎢。一体どれくらいかというと、東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせたより大きいと言うから、驚きで言葉も出ません。有名なのは、「ヌーの大移動」。草を求めてケニアのマサイマラ国立公園へ数百キロもの大移動を行います。その途中にあるマラ川を渡る際に、多くのヌーが命を落とす映像をご覧になった方もいるのでは?

3、ンゴロンゴロ保全地域

巨大なクレーターで形成された自然の楽園と言われています。イメージとしては、底の広いお椀のような感じ。底は南北約16km、東西約19kmあり、標高約1,800mに位置しています。クレーターの縁は標高2,300~2,400mなので、日本で言うと高原って感じでしょうか。ここではキリンとインパラを除く、東アフリカの動物たちが多く住むそう。また、ほとんどの動物たちがクレーター内で一生を過ごすそうです。

4、マニャラ湖国立公園

アフリカの大地溝帯(グレートリフトバレー)の断崖の下に広がり、その中にある弱アルカリ塩湖のマニャラ湖を中心に、森林や草原が形成されているエリアです。森と水が豊富なので、サバンナというより樹林帯を走ることが多く、他の地域とは全く異なる環境に思えました。とにかく鳥類が多く、中でも数万羽とも思えるフラミンゴの大群が織りなすピンク一色の帯は、圧巻!

ブログでは、サファリツアーの様子を日を追って書きました。良かったら覗いてみてくださいね。

http://blog.team3.main.jp/?eid=1087417



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