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組織として取り組む-管理職向けハラスメント研修①-

こんにちは。
en+プロジェクト 北村です。

本日は全員でZenshin中の管理職メンバーにスポットライトをあててお送りしたいと思います。

先日、管理職メンバー全員でハラスメント研修を受講しました。

令和4年4月1日より中小企業の事業主にも義務化された「パワーハラスメント防止措置」

ハラスメント研修は以前全社員が受講しハラスメントについて学びましたが、現代の事例や今後必要となる対応などを管理職が改めて学び、制度の見直しや新たな取り組みの導入に活かしたいということで外部講師を招いて研修を開催しました。

研修は二部構成
第一部は「様々なハラスメントと事例・対策」
第二部は「パワーハラスメントの事例とその対策」

本日は第一部の内容について

ハラスメントの定義とリアルな事例

まず最初にパワハラの定義や職場・労働者とは何を指すか、ハラスメントの種類について学び、そこから一般的な事例と講師が今実際に相談をうけているリアルな事例を聞かせていただきました。

教えていただいたリアルな事例の中で出てきたキーワードが「人は立場をなくすと攻撃的になる」ということ。

「立場がなくなった」と不安になった社員が、周りのメンバーを貶めるような言動を常時行ってしまうようになったという事例でした。

メンバー、いわゆる「相手」に攻撃を与えるようになってしまったわけですが、相手ばかりとは限らず「自分」に攻撃する人もいます。

まず何か変化がある時は、社員を不安にさせないように、大事にしているメッセージをしっかり送る必要があることを学びました。

この話を聞いた時、ふと初期のアクティング時代を思い出しました。

設立当初は数名でスタートしたわけですが、人が増え、組織が変わり、環境もメンバーも役割も、がらりと変わった時期がありました。自身の役割は何なのか、今置かれている立場はどういったところにあるのか、不安になるときもありました。

私はその時、周りのメンバーに相談したり、上司に確認することができましたが、そういった声をあげる環境を整えてあげる必要があるなと、事例を聞いて改めて感じました。

「家庭的責任を有する労働者」に対するハラスメント対策

ここでは「2025年問題」の話になりました。

「2025年問題」とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、超高齢化社会になるということ。

アクティングでは若い世代が多いため、社員自身が介護を行うケースは少ないかもしれませんが、若い世代であれば両親が親の介護をするケースも考えられます。

働きながら介護をする、働きながら育児をする、というのは「心理的不安」をかかえることになります。実際私も育児と仕事を両立している中で、「急遽子供が熱をだし保育園に迎えにいく」なんてことがあります。そんな時は申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

まじめな人ほど「迷惑をかけるなら退職する」という選択肢をとると講師の方もおっしゃっていました。

ながら介護・ながら育児を行っている社員の心理的安心を感じられる制度や風土・環境を整える必要がある。私も実体験から、こういった部分に力をいれたいと研修を通して改めて痛感しました。

第一部の研修で、ハラスメントはそもそも「ないもの」と捉えるか「あるもの」と捉えるかで大きく変わってくる、と講師の方が何度もおっしゃってました。

「あるもの」と捉え、対応マニュアルやフローを作成しておく。そして常日頃からまわりの変化「シグナル」にしっかりアンテナを貼っておくことが大事。改めて、共に働くメンバーに対してどういった制度が必要か、どんな働きかけが必要か、管理職メンバーで意見しあったり、相談できたことが一番この研修の成果になったかもしれません。

本日は第一部の内容をお送りしました。

次回は第二部の内容もご紹介させていただきます。

本日もお越しいただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

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