子どもの思い出の味はモンゴルから来ていた。
この水玉を見て、何を思い浮かべますか?
「カルピス!」ですかね。
みなさんはカルピス、飲んだことはありますか?
おそらく、大半の方が子どもの頃そんな記憶があるのではないでしょうか。
私も、良く飲んでました。
「ジュース買い忘れた!」
「あ!カルピスならあるで!」といった具合に。
お酒好きになった今も、カルピスハイとかでも飲みますし、ホントどんな場所にもそっと寄り添ってくれているように思います。
万能!カルピスよ~
身近なカルピスですが、意外と開発の経緯を知らないんですよね。
そんなとき、ふと会社の先輩が
「カルピスってモンゴルから来てるの知ってる?」
と、発酵好きとしては知らなかったことに火がついてしまう何とも調べたくなる欲をそそる情報をもらいました!
これは、調べねばと、思い立ったのが経緯でございます。
■カルピスの生みの親
その名を「三島海雲」さんといいます。
この方、生家はお寺さんのようですがそこを継がずに海を渡り、中国で日本語教師をしていたそう。
この時代に海外で働くという決断をしたくらいの方ですから、相当好奇心も旺盛だったでしょう、地図の空白地点であったモンゴルに目を向けます。
小さい頃から病弱だった三島さん、モンゴルの遊牧民のたくましさにあこがれを持ち、それがどこから来ているのか、探し始めました。
今でも、日本人と外国人では体格の差を感じますが、当時はなおのことだったでしょう…。
そこで、出会ったのが「牛乳が発酵した乳製品」。今でいうヨーグルトのようなものでしょうか。
これを、三島さんは食べ続けた結果、体質が改善されて体調も良くなったそうです。
すごいぜ!発酵食品。
■カルピスが生まれる
帰国した三島さんは、これを全国に広めたいと決心し、商品開発に取り組みます。
ここで、カンタンに言いますがなんと製品化まで4年の歳月をかけたそう。
今のように飽食の時代ではない100年前なのに本当にすごい執念です。
頭が上がりません…
日本由来の発酵食品ももちろんすばらしいですが、日本人のためを思って開発された発酵食品もまた、すばらしいものです。
しかも、体質的に牛乳に含まれる乳糖という成分で、牛乳をそのまま飲むとお腹を壊してしまう人もいるのですが、
実は乳酸発酵したヨーグルトは乳糖が分解されているため、お腹を壊さないという利点も発酵にはあるんです。
(これはカルピスとは関係ないかもですが…)
あー、美味しいなぁ、
だけではなくて、これからは日本の人たちを健康にしたいという思いも受けながらいただきたいものです。
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