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自閉症の9歳の男の子がNSAの国防暗号を解いちゃう映画『マーキュリー・ライジング(1998)』

おはよう御座います。アクウォーです。
先日、午後ローで放送された、自閉症の男の子が主人公の映画がありましたので紹介したいと思います。

あらすじとか、ブルース・ウィリスのかっこよさなんかはここでは述べません。自閉症9歳の男の子を演じたミコ・ヒューズが、秀悦な演技で興味深いです。彼は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『キンダガートン・コップ』という映画でもいいキャラを演じていてこの作品でもかなりプロ意識を持って取り組んだと思われます。
なにより、行動一つ一つが自閉症をしっかり理解してやってるなというのが随所随所見れます。姿勢とか視線とか生活のスピード感とか。
映画内では自閉症をあまり理解していない大人たちが結構いて、2020年現在と比べて若干理解度は低いのかもしれませんが、今でも自閉症の男の子の行動を見ても私が思っているより気づきは少ないかなと思っています。
「あの子、ちょっと広汎性発達障害かな」っていうのが初対面でも分かるのですが、周りの友人なんかは「あ、そうなの?」っていう程度なのです。

映画ではNSAの国防レベルの暗号を見ただけでさらっと数秒で解読するシーンが有るのですが、そこは本当の自閉症の天才的思考とは少し乖離があるか、行き過ぎた演出かもしれませんが、それに近い天才的集中力なんかはよく描写できていると思います。
108分の映画で見やすい時間ですし、自閉症ってどんな行動するんだろうっていうのをハラハラ・ドキドキしながら見れるという意味でこの映画はすごくいい作品です。断っておきますが、自閉症には色んなタイプがありますのでこの映画のような行動が全てではないです。

また、国内でも自閉症の小学一年生の男の子にスポットを当てたドラマがありますのでそれも紹介しておきます。アマゾンの中古だと新品よりだいぶ安く購入できます。
こちらも自閉症演じる斎藤隆成くんが優秀で、本当にそうであるかのように見えてしまいます。11話完結なので日本の学校教育の中で自閉症と共存する様子をじっくり見たい場合はこちらの作品も非常におすすめです。

もっともっと発達障害が認知されると良いなと思います。

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