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イマゴト活動報告2023.10.28鉄道車両のデザインをみんなで考えるWS

以前note記事にして参加者募集の告知をした課題解決プロジェクト、ANCHOR「0→1」チャレンジで鉄道車両のデザインをみんなで考えるWSを開催しました。

課題意識を持っている川崎車両さんとメンターとしてマッチングしてもらいました。
川崎車両さんが持っていた課題意識はこちら↓↓

とにかく沿線住民の方に出来るだけ参加してもらって、そこから出てくるアイデアを新しい車両に反映させていき、新しい電車が走るときにファンが増え、利用者が増えるというようなことを考えていました。
つまり今までのビジネスモデルであればメーカーは鉄道会社の要望に沿って車両をデザインして制作し納品すれば良かったのですが、川崎車両さんは先細りしていくローカル鉄道の現状を見て、車両を納めるだけでなく、利用者という付加価値をつけて納めることを考えていました。素敵!

そこでWSを設計するに際し、できるだけ多くの沿線住民の方に参加してもらえる、関わってもらえるWSをデザインするかが肝になります。しかしどんなに大規模なWSを行っても1回のWSで参加できる人数は限られています。
回数を重ねたり規模を大きくするだけでは限界がある。
そこで考えたのは直接民主制WSではなく間接民主制WS。
アメリカの選挙みたいな感じですかね・・・

WSに参加できる人を募集し、参加の1次選考条件として、たくさんの方にヒアリングをしてそれをまとめてくるというお題を出します。
例えば参加者1人が50人分の意見を聞いて、その意見をまとめた上で50人の代表者としてWSに参加します。
参加したあと、意見を聞いた50人の人たちに自分なりにフィードバックを行うという方法です。
これであれば例えWSに実際に参加した人が30人であっても、WSに集まってきた意見としては30×50=1,500人分になります。
こうやって自分たちもかかわった!という人たちを増やしてファンを増やそうという試みでした。

今回はトライアルだったので仮想の鉄道会社でワークショップをしましたが、実際にどこかのローカル鉄道会社が新たに車両を導入するときにはもっとリアルに人集めやアイデア集めをしないといけないですね。沿線の学校(小中高大+専門学校)や施設(病院、介護、商業)などごとに代表者に出てもらって、そのたびに同じ学校や施設の人たちとプレワークショップをやって意見をまとめてきてもらうといったことをやっていきたいですね。

ずっとイメージしているのは2015年だったかな、九州新幹線が全線開通した時のCM。あれ大好き!

タイトル画像引用させてもらったページも紹介しときます。

こういうのをローカル鉄道でやりたい!


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