課題解決Pシーズン4 参加者紹介-川崎車両 沿線住民と電車を共創するプロジェクトに取り組みたい
濱田 秀之 さん
(川崎車両株式会社 企画部 兼 新事業推進部)
■課題解決プロジェクトで取り組む課題や背景を教えてください
国内の人口減少などの市場動向に伴い、鉄道車両の標準化を図る動きは今後より加速すると考えます。
そんな合理性とは相反し、感情としては他社、他地域とは違う特徴のある車両を求めることに変わりはないはずです。
今後より顕在化してくるであろう経済合理性と感情面のギャップを解消できるとより良い社会の実現につながると考えています。
■どんな事業、サービスになりますか
沿線住民と電車を共創するプロジェクトです。
完成車両に各事業者、地域のオリジナリティを付与するため、沿線住民参加型のアイデア発想ワークショップを開催し、地域の鉄道を共創します。
沿線住民の手で実施出来るアレンジを考え、鉄道会社と地域が一体となり車両をデザインする企画です。
■半年後のゴール、または目標のイメージを教えてください
期間の限られている本プログラム内では、ワークショップを企画・実施し、創出されたアイデアを鉄道に落し込む前段階まで到達し、車両共創手法の確立をゴールとしたいと考えています。
■事業成長に向け、(メンターさん以外で)必要とするサポート、つながりたい法人・個人を教えてください
本企画のような、地域住民と力を合わせて製品・サービスを作り上げたい交通事業者や地域に幅広いネットワークを持つワークショップの企画運営が出来る方などとつながれると幸いです。
■なぜ、アンカー神戸の課題解決プロジェクトに応募されましたか? 期待することはどんなことですか
自社だけでは完結出来ないアイデアに対して、メンターさんのお力をお借りすることで自社の事業の幅が広がるのではないかと期待して参加しました。
公式サイト
メンター 秋田大介(株式会社イマゴト代表取締役)
神戸市職員(2023年3月に辞職し起業、専門は都市計画・まちづくり、環境・エネルギー)として、21年間様々な分野で企画・政策立案に携わる。役所の業務外で、社会課題解決を自らプレイヤーとしても行うために、ダイバーシティを目的としたNPOの設立や、防災のための社団法人の設立、まちのクリエイティビティの向上のためのアートプロジェクトの開催なども行う。
現在は株式会社イマゴトで、社会課題解決のために、産官学民のセクターを越えた共働や協業のコーディネートを行っている。
◆肩書き
行政:総務省(地域力創造アドバイザー)
神戸市(環境創造課長2022年度まで)
連携:官民連携事業研究所(社会課題解決コーディネーター)
防災:一般社団法人アスミー(代表理事)
多様:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(副理事長)
学術:NPO法人ミラツク(研究員)
大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻(工学修士)
京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域(芸術修士)
藝術:Kobe Mural Art Project実行委員会(代表)
受賞:HOLG地方公務員アワード2019
地域に飛び出す公務員アウォード2018