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A Course in Miracles 形而上学

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『A Course in Miracles』((奇跡のコース/奇跡講座)から抜粋した引用文にちなんたnoteコラム
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2021年5月の記事一覧

この世界の中でもっとも価値ある生き方とは?

この世界の中でもっとも価値ある生き方とは?

この人生でもっとも価値あるものコース(ACIM/奇跡講座/奇跡のコース)の観点から見れば、この世界はちょうど夜に眠っているときに見る夢と同じようなものだと言うことができます。

つまるところ、私たちはこの世界に登場する人物、起きる出来事、状況、存在するものそのすべては幻覚(夢)であるにもかかわらず、あたかもそれが現実である(実在している)と信じてしまっているということです。

さらに言えば、この自

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自分自身との闘いに疲れ果てた者たちにとって、コースはその闘いを終わる方法を示してくれている

自分自身との闘いに疲れ果てた者たちにとって、コースはその闘いを終わる方法を示してくれている


あなたの武器を捨てなさいコース(ACIM/奇跡講座/奇跡のコース)が教えていることの理解が深まっていくにつれて、自分たちは常に神と闘っているということが分かってきます。

もっといえば、その神とは真の自己なわけで、じつのところ、私たちは自分自身と闘っている、自分自身を傷つけているということを理解するようになります。

そして、私たちはそれをこの世界のあらゆるもの、こと、ひとに投影しているだけで、

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この世界は天国とは対極の世界である

この世界は天国とは対極の世界である

天国か?地獄か?神から離れることなんてできるのだろうか?
天国から離れることなんてできるのだろうか?

その小さな狂った考えを信じて(願望して)、その結果として私たちが(夢の中ではあるものの)体験しているのがこの世界だといえます。

つまり、天国から離れたという妄想によって作り出された夢(結果)がこの世界なわけです。

そして、ここでしっかり把握しておかなければならないことは、そのようにして作り出

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自我はどうしたってどうなったとしても自我であることに変わりありません

自我はどうしたってどうなったとしても自我であることに変わりありません

自分と思っている「自分」について私たちがコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学びはじめるとき、この個人の自分がコースを学んでいると思っています。

ただし、コースの学びが深まっていくある段階において、自分だと思っている「自分」は自我(間違った心)であることを自覚/認識するようになります。

つまり、自分だと思っているその「自分」こそ、本当は実在していない、嘘、ニセモノだと分かってくるという

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幻想を直視しない限り、誰も幻想から逃れることはできない

幻想を直視しない限り、誰も幻想から逃れることはできない

自我を直視する、幻想を直視する世界は無い。

この世界は幻想である。

これが、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)が教えている中心概念となるものです。

とはいえ、その教えは私たちにとってそう容易く受け入れられるものではありません。

それでもコースという霊性の道を本気で歩もうとするのであれば、私たちはコースで教えられているそれらの概念を受け入れていく必要があります。

コースを真摯に学ん

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何の希望もないところに希望を託せば、あなたは必ず絶望させられる

何の希望もないところに希望を託せば、あなたは必ず絶望させられる

けっして満たされることのない世界私たちは、この世界には自分を満たしてくれるものがあると信じています。

そのように信じて、私たちはこの世界に希望を探して生きています。

でも、人生はそう上手くはいかないことを経験していきます。

というのも、真理から見るならば、そもそもこの世界自体がそのようになっているからです。

私たちが知覚している世界は、神のいない世界なわけであり、つまりは、絶望の世界と言っ

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コースを学んでいく上で知っておくべき二つの「レベルの混同」について

コースを学んでいく上で知っておくべき二つの「レベルの混同」について

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びと実践をしていく上で、私たちがもっとも気をつけておかなければならないことがあります。

それは、「レベルの混同」というものです。

レベルの混同については、コース学習者が明瞭に理解しておかなければならないし、警戒しておかなければならないもっとも重要なことだといえます。

というのも、レベルの混同をしてしまうなら、その学びと実践が歪曲したものになってし

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