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【私のピアノ練習スタイル】20231011 スケールとアルペジオのテキスト


【私が使用しているスケールとアルペジオのテキストを紹介します】

毎日の日記でピアノ練習のことを書いていますが、ウォーミングアップで1日の朝練の最初にスケールやアルペジオを弾いています。

長短全調のスケールや半音階のスケール、3和音や属7・減7和音などのアルペジオは、ど定番のハノンで最初勉強し、今でも普段はハノンのスケールとアルペジオをウォーミングアップでよく弾いています。

ハノンのスケール&アルペジオだけでも日々のルーティンにするとかなりピアノの演奏技術向上に役立つのですが、だんだんマンネリになってくるので、脳によりいろいろなパターンの刺激を与えてさらなる能力向上を促したくなってきます。

そこで、それ以外に「反進行のスケール」や「○(ドやソなどの階名)から始まる11種類のアルペジオ」を弾く日もあるのですが、このスケールやアルペジオについてnoteに書くと、どの本に載っているのかお問い合わせをいただくことが多いので、今日はそれらが掲載されている教本を紹介します。

Shirinskaya 著「Scales and arpeggios for piano」です。全編ロシア語ですが、楽譜部分は普通に読めるので、実用的には言語的な苦労を感じずに使用できます。

「ドから始まる11種類のアルペジオ」は、以前、スゴ腕講師としても超有名なピアニストの公開レッスン聴講した際に、その先生がレッスンの中で毎日の練習素材として紹介していました。このアルペジオは85ページから掲載されています。

「反進行のスケール」は17、18ページにハ長調、イ短調の4オクターブスケールが掲載されていて、それを全調に応用して練習します。

ハノンで24調のスケールが弾ければスムーズに入れますが、難しい場合は、本書の最初の方で2オクターブの反進行スケールが全調載っているので、それを練習してから進むとよいでしょう。

ハノンでユニゾンのスケールに慣れている私としては、反進行のスケール 特に短調の反進行は結構アタマがこんがらがって弾きにくいですが、脳にも指にもとても良いトレーニングになると思います。



今日のピアノ練習

【ウォーミングアップ】

スケール フラット系全調
ツェルニー30番 21、22番

【初見練習  リスト 巡礼の年 第2年「イタリア」より 「ペトラルカの3つのソネット 第104番」】

楽譜買ってあるけどまだ開いたことのなかった憧れの曲。
同好会の発表会も終わり、ちょっとひと息と思って譜読みしてみました。
4ページの楽譜ですが、今日は前半を読みました。
思っていたよりは読みにくくなくて、ホッとしました😅


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーは、1ページずつ間違えやすいところをチェックしながら、最後まで精密練習しました。

ボレロは超絶ゆっくりで、1小節ずつリズムの確認と暗譜をする感じで最初の2ページを練習しました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

今日はお休み

【ショパン バラード第2番 op.38】

今日はお休み。いろいろ忙しくでなかなかこの曲の練習ができません😅


以下、コンクールおよび年内の舞台曲シリーズ。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

京都での発表会では思いがけず失敗してしまい反省材料が多かったこの曲、まだまだ表現も深める余地がいっぱいと思いました。
次回の舞台に備えて、引き続き細かく練習し直し中です。これからの舞台の複数曲プログラムの曲順で、譜面台を倒して暗譜での本番通しを数回しました。


【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

コンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

暗譜を進めるのとミスをなくして表現を深めるために、超絶ゆっくり、自分の音をよく聴きながらの練習をしました。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

この曲も暗譜と表現付けを同時に進めるべく、超絶ゆっくり、楽譜と鍵盤を押さえる手の形を交互にビジュアル記憶しながら練習しました。

ここ数日の成果が出て、暗譜70%くらいな感じになってきました。

技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、先週に急遽思い立ちコンクール曲に加えました。

まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、とにかく頑張ります!

この曲も、技術的にすごく難しいということはないのですが、この曲の持つ雰囲気や素晴らしさをピアノで上手に表現し伝えるのはとても難しいと思います。

それだけに、審査員に伝わる演奏ができれば、かなり意表をついていて良い選曲なのではないかなぁと。

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

来月は3番を弾く本番があるので、表現を深めることと、暗譜の強度を高めるために超ゆっくり、手の形を映像記憶しながら、かつ自分の音をよく聞きながら練習しました。

4番は、スピードアップも大きな課題なので、今日はメトロノームで完成形の速度とその60%程度の遅いテンポで数回通し練習しました。
速いテンポではまだ相当間違えますが、完成のための速度感は経験できたので、かなり頭の中では整理が進みました。


【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

京都で開催されたSNSの同好会の発表会では「グラナダの夕べ」とスクリャービン を弾きました。
どちらもリハーサルまではいい仕上がり具合だったのですが、まさかの本番で大コケして、超楽しい会だったのですが、私的には反省点も多い発表会でした😅

今日はグラナダの本番でマズった箇所を中心に細かく部分練習。

年内のピティナステップでは「塔」も弾くので、今回はエントリーした各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しもしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。


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