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冠婚葬祭のパール、どうする?いつ買う?

やっぱり、ただ似合うもの・何を着るかという上っ面の服ではなく、パーソナルスタイリストの仕事はその方のお気持ちにそっと纏うものを選ぶことだ。2回目の緊急事態宣言以降、すでに自粛できるものはして、ファッションは大きくいうと 生存には必須ではなく不要不急とされる。 その中でどんな風に役立っていけるのか、 どうしても 機能ややり方に走ってしまっていた自分に気がついた。 大切なご親族が亡くなった。その時に、服装をきっかけにしてまず声がかかる自分であるか?相談に足ると思われる仕事であるか?


ご相談いただいた内容(ZOOMなんでも相談にて)

 身内の方の急なご不幸があったとのことで、近しいご親族のみでお送りすることに。パールを持ってないけど、どうしようか? これまでも節目のタイミングで一生物として冠婚葬祭に使えるパールを買おうと思ったことがあったけど、買わないままで来てしまった。でもあともう3日後で、パールがないままで、どうしたらいいか。



冠婚葬祭のパールいつ買うのが良い?

 お嫁入り道具として何かあった時のために 喪服と、一連のパールネックレス&ピアス(イヤリング) を持たせてもらう というお声もあります。ご結婚や、30歳、35歳 と行った節目のご年齢で自分で揃える、というお声も。

 おめでたいことならいいのですが、悲しみごとの予定が現実的になってから揃えるのは縁起が良くないとされているので、何もない時に準備をするものです。購入するときのお気持ちとしても、悲しみの予定が見えない時に、という心情があるものと思います。
 

 今回ご相談くださった顧客様は、もともとお元気でいらしたお祖父様が急なことで、、というお話をお聞かせくださいました。大往生されたので、このコロナのご時世に集まるのもなかなか難しい中、親族だけでも送り出そうということにされたと。ご親族がご一緒になる機会を持たれることについては貴重な機会となったお気持ちでいらっしゃいました。 

 お母様からは、お喜びの時につけるピンクのデザインが入ったパールネックレスを譲り受けておられ、お祝い事にはお召しになって写真にも残されています。悲しみの機会にはただ、マナーのルール上のものとは異なるため、どうしようかと悩んでおられました。

 
西畑からのご提案

 今、帰省も難しかったこの年末年始。お見送りされるため、ご親族に会える機会を大切に考えておられるお気持ちが何よりです。おそらくご親族の中には、お祖母様か、お母様か、ご姉妹か、、、どなたかお貸しいただけるパールをお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。 まずはご親族に相談されることをお勧めしました。会える機会として捉えていらっしゃるように、普段しょっちゅうご親族の方とお話するのもない中で。パールをきっかけに、お話すること。また、その上で セオリー通りのパールじゃないものを付けることになっても、お気持ちと共有した上で身にまとうものであることが「正解のないファッション」において最もお気持ちに沿うものだと考えます。

 コロナの中で、お見送りのセレモニーも ご親族などごく近しい人のみで。その際の形式や服装もかしこまったものではなくなっているケースも増えてきています。例えば、ビジネスシーンにて スーツでビシッと決めるよりもリラックスして働きやすさや親しみやすさが重視されるようになって来たように。
 
 セレモニーにおいても、ルールに則っているから良い、という価値観よりも、ご一緒される方のお気持ちをもっと大切に考えられる時代になって来ました。そのような時代背景も加味して一連の本真珠を何がなんでもこの数日の間にゲットして!ということではなく。ご一緒されるご親族の皆様、ご本人、そして送られる方のお気持ちとして何が一番納得の行くものであるのか、、、 そのために準備されると良いことは、、、 というご提案を致しました。

 

 そして、またコロナが落ち着いて、ゆっくりお店を回って比較検討できる時に、一生物となるパールを探されることになりました。


顧客様のご感想と、今回のZOOMで見つけたこと。


やっぱり急なことで、大切な身内がなくなって、慌てていたけど、話ができてよかった、落ち着きました

と、ZOOMが終わる頃には仰っておられて。この時にお話したトピックスは、パールのこと以外にもオフィスでの装いや今後について、他にも2つほどのテーマがありました。でも最後にはやはり、お見送りされることになったお知らせが入ってからのお気持ちと、そんな 不安な時に、話せてよかった、と仰っていただけたこと。

やっぱり、ただ似合うもの・何を着るかという上っ面の服ではなく、パーソナルスタイリストの仕事は こうして その方のお気持ちにそっと纏うものを選ぶことだ。

時代が変わる。その変化に合わせてついて行くのではなく、なぜ変わるのかという本質に向かって変化をリードするように。今回顧客様とのZOOM相談で、顧客様と根底で交わした会話で最も大事な部分は 変化に対するAttitude だった


緊急事態宣言の期間限定!ZOOMファッションなんでも相談受付中


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