2022-23AWコート探しまとめ:梅春シーズン(今!)にも参考にご覧ください🌸
【今シーズンの冬の上着探しの動向】
去年から今年の冬は暖かい温かい日が続いていました。平均して前年の気温を上回る日が多く、私が住んでいる東京では11月下旬でもまだまだトレンチコートを羽織っている人もまばらな気候でした。
コロナ前は、8月にはコートの受注会が始まり、11月には百貨店でダウンのブランドが特設コーナーを設け出しているのが通常でした。ただ、今年は様々な影響があり、全体的に後倒しの傾向でスタートしています。ダウンの特設は2022年は12月がメインでしたね。
昨年まではコロナの影響もあり外出自体が少なかったり、一日通して出勤するという機会も減りお出かけの時間が短くなる傾向がありました。平均気温の上昇とともに、外出時間が日中の比較的温かい時間になり、昨年からショート丈のアウターや、裏地がないダブルフェイスと呼ばれる軽い生地がたくさん出ており人気も高まっています。
円安や世界情勢により、10月頃から食品や燃料はじめいろんなものが値上がりしました。服装も例外ではありません。特にイタリアやフランスといったファッションの中心地からインポートされるブランドのものや、素材についても影響がありますから、価格への影響は感じるものがあります。服の中でもコートは値が張るので尚更、失敗したくないという思いが強くなりますよね!
やっと本格的な外出や旅行、出張も解禁となった今年は前述した昨年までのライトアウターな傾向と共に、ここ2年ほど我慢していた、着ていなかった「普通の」コートが(あるはずだけど着るものが)ない、今年こそは新調しよう!という方も増えてきました。今シーズンも、準備の良い方は10月頃から冬のアウターのご相談が増えております。そこで、冬の上着類であったらいいな、というコートの役割を3つ挙げます。
【コートの役割3選】
1、基本となるロングコート
幅広い場面に対応するもの。幅広い、とは 一番きちんとしないといけない場面でも手に取れるということを意味しています。目上の方とお会いしても失礼にならない。お仕事の場面でお客様の目に触れることがあっても大丈夫。ちょっと素敵なレストランでコートを預ける時も落ち着いていられる、笑。
シンプルだけどマフラーやバッグなどの小物合わせで如何様にもアレンジできる。そんなMy定番、基本の1着。以下に示す2、3がなくてもまずはこれがあれば、という位置付けです。
黒、グレー、もしくはキャメルやベージュといったベーシックカラーで無地のロング丈、シンプルなデザインのものを想定しています。
2、遊び心コート
基本コートがある前提で、そればっかりだとやはりマンネリしたりつまらなく感じることも。そんな時に思い切って気分を変える主役級のコートです。トレンド感にも左右されるので「一生モノの」というよりは今の気分に合ったものを。
思いきって華やかなラベンダーカラーや、淡い爽やかなブルーなどカラフルで美しい色を纏って街中に花を咲かせる様なイメージで。真っ白も1のMy定番・基本コートに分類するには派手すぎるため、お手持ちのコートを分類するならこのジャンルになります。
ダブルフェイスと呼ばれる、どちらもおもて面になり得る素材を貼り合わせた軽い肌触りの良い生地で、色鮮やかなコートもたくさん市場に出ています。ダブルフェイスはその軽さから、春先までも着やすいので綺麗な色を選びやすいです。また、特に脇周りがゆったりしたデザインを選ぶことで真冬はインナーダウンを中に着ても着膨れしません。今年の様に温かい時期が長い時には見た目も重くなく、使い易いです。
色だけでなく形については、裾や襟元にデザインが入ったもの。スリットが深かったり、ヨークと呼ばれる背中部分の覆いのデザインが大きくなっていたり、襟がボタンによって立襟になったり折り返せたり、、、と何通りにも着こなせるデザインのものも。細部に面白みのあるデザインを織り混ぜるのもよいです。
3、ショート丈コートやポンチョ
お出かけの時間が短くなると上着は邪魔にならないものが良いです。レストランよりもカフェに行くなら、、と考えてみてください。ちょっと脱ぐ時にあまり邪魔にならないものが好まれます。また、世の中全体がカジュアル化したことで靴もスニーカーを選ぶ頻度が増えました。そうすると、なんだかロング丈のコートではバランスを取るのが難しくもなり、スニーカーで出かけたいのにこの綺麗なコートでは、、、と秋までの行動範囲と靴にコートが合わせづらいことはありませんか?そんな時にはぜひショート丈のコートや、ポンチョを取り入れてみてください。
特に今年はポンチョのバリエーションが豊富です。ストールを前ボタンで留める様なデザインに、袖口だけ手を通す様に付いていたり(なので脇はヒラヒラしています)、四角の真ん中に穴が空いて首を出すシンプルな形でフリンジがたくさん付いていたり。一見するとただのストールの様ですが留め具のデザインで服の様にアレンジできたり。なんとなくつまらなくなってしまった定番のシンプルなトレンチコートに重ねて冬を凌ぐのもお勧めです。
ショート丈コートもどちらかというとゆったりしたサイズ感のものが全体に出ており、ビシッと前をしめてぎゅっと着るというよりはリラックスした雰囲気でさっと羽織る着方がお勧めです。スニーカーなどのラフに合わせ易いです。ふんわりした羽織りかたはINにダウンベストやインナーダウンを着込むことができ、秋口から寒い時期、そして春先までも長い期間活用できることになります。
【コートの優先順位】
コートを探しに行こう、というその前に、ぜひ今一度お手元にあるコート類を見直してみましょう。皆様が必要なのは上記の3つのうち、どの役割を果たすコートでしょうか。1の基本コートはマストとして考えて、他の2や3がなくてもまずは1を抑えましょう。そんなに流行り廃りあるデザインでもないので、例えば思い切ってカシミアの上質なものを、という時には1の観点で選ばれるのがお勧めです。定番がない、とは考えづらいですが自信を持って着られる状態ではないのであれば、まずはこちらを更新することが先決です。
次は2もしくは3のどちらか、皆様の行動範囲から優先順位を決めて頂くと良いです。車での移動が多ければロングよりも腰丈の方が動きやすいですし、内勤や在宅勤務などお客様とお会いする場面でコートが目に触れることが殆どないのであれば、自分のテンションを上げるために2のカラフルなものを思い切って取り入れるのも手です。
2の遊び心コートは、飽きるのでは?というご心配もよく伺います。もともと1の定番を10年は着たいな、、、と想定するのであれば(私は20年着ているコートがMy定番の1つです!)、2のコートは5年もしたら相当頑張ったと思えるでしょう。
今年飽きるほど着て、来年はちょっと遠のいても、またしばらくしたら着たくなる、ということもあり得るのが2の遊び心コートです。
3の機能性を重視したショート丈は意外と出番が多い様に思います。ジャケットや厚手カーディガンとの重ね着でカジュアルに着こなしたり、それ自体が1枚で主役になるというよりは組み合わせでさらに幅が広がるのが3のショート丈コートやポンチョです。
まとめ
クローゼットはこれまでの過去が蓄積されたもの。そして服を買うときには必ず数ヶ月もしくは数年先にも着ることを想定しているはずです。「今」買うべきアイテムを考える時にあなたに必要なコートを探すための視点として、コート選びの3つの役割を分けて見ました。
特に、2・3の分類にあるものはSALEにも残り易いですし、ダブルフェイスのカラフルなコートは梅春シーズン(SALE後の春の1番の新作が出る時期)にも新作として登場することがあります。春のライトアウターを探すときには、こちらの
記事も頭の隅っこに置いていただけたら嬉しいです。そして長い視点で今を楽しめるように、服を通して見据えるこの先の時間の区切り方も対象物によって変えてみられては如何でしょうか。
▼ワードローブ構築は人生の中長期プラン!!
INSTAGRAM: https://www.instagram.com/a.nishihata
FACEBOOK: https://www.facebook.com/achukong/
TWITTER :https://twitter.com/atsukonishihata
簡単なチャートで自分に合うブランドがわかる診断をプレゼント!
5日間フォローメールがもれなくついてくるメルマガ登録はこちらから👇
読者様から、このチャートで初めてこのブランドを知った!とか、オンラインサイト見て試して見た!というお声をいただいてとても嬉しく思ってます^^ありがとうございます!!
今年も月一お送りすることを目標に^^こちらからご登録ください👇
よろしければぜひサポートをお願いいたします。読者の方ともう一歩深いコミュニケーションを深めたり、濃くご覧くださっている方に向けて何をお伝えできるかより考えていくきっかけとして役立たせて頂きます。