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妹の斜め上発想がかわいかったあの頃。

こちらの長谷川晃子さんの記事を読み、娘さんエピソードにものすごくほっこりさせていただいた。娘さんかわいい・・・・・・。そして子どもの発想って時折、ものすごい角度でわたしたちを幸せな気分にさせてくれる。彼ら彼女らの固定概念がない想像力は、予想の斜め上を飛んでいることがある。

インパクトのあるワードは、ずっと頭に残ってるものだ。


あれはいつ頃だっただろうか。確か父と娘3人で、ドライブをしていた。まだ一番末っ子の妹は幼くて、幼稚園生ぐらいのころだったように思う。

母のお迎えでどこかに向かっていて(目的地は忘れてしまった)、その道すがら、末の妹が父に尋ねたのだ。

「ぱぱ、末妹ちゃんたちは△△に行くの?」

「そうよ~、あと1時間くらいかな」

末妹は続けて父に尋ねる。

「△△には、長々といるの?」

「おぉ!難しい言葉知ってるね!長々とはいないよ~」



「じゃあ、すこすこといるのー??」

・・・・・・。

すこすこ・・・・・・?


一瞬フリーズ、次の瞬間父が思いっきり噴出した。ぽかんとしている姉たちを横目に父は、末妹に質問した。

「末妹、長いの反対ってなーんだ?」

少し!!!

輝かんばかりのどや顔で高らかに宣言した末妹。思わず私は次女と顔を見合わせ、次の瞬間大爆笑。幼稚園生の末妹の中に出来上がっていた図式がやっと理解できた。

長々と=長い ⇔ すこすこと=少し

はっっっそういうことか!!

長いの反対が少しだから、長々との反対はすこすこと。シンプルだけども自分たちでは絶対にたどり着けないその境地に、素直に感動した。しばらく我が家では「すこすこと」ブームが起きた。多分、今でも我が家の共通言語としてすこすことは使える、間違いなく。


歳を重ねるにつれて知識も経験も増えていくけど、知ったからこそ正解の答えがどんと頭の中から出ていかなくて、柔軟な新たな発想に結び付けるのが難しくなってきている気がする。

いくつになっても、ばかばかしくてワクワクする世界を想像して創造できる人でありたいなぁ。


昨日地元にいる妹たちから、「姉ちゃんの小さい頃のビデオ見てるよー!」と写真が送られてきて懐かしくなったので、書いてみたお話。

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。