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ドラマやCMで時代の変化を感じる。しかし…。

7月から録り溜めたドラマを、最近、夜な夜な観ている。

どんなにご都合主義な展開でも、可愛い女優さんたちが目の保養でやめられない。

注目ポイントは、同い年の深キョンのファッション。笑

「40歳でも似合えばこういう格好アリなのか」
「服とバッグの組みあわせイイネ~なるほど」とファッションの勉強も兼ねて観ている。

1998年の「神様、もう少しだけ」で華々しくデビューした16歳の深キョンが、25年後には、18歳の子にお説教する、バリバリのキャリアウーマン役をやるなんて、まったく想像できなかったよな。感慨深い。深キョン、無理だけはしないで欲しい。

「18/40~ふたりなら夢も恋も~」からは、
「結婚も出産も仕事も恋愛も、従来の価値観などはねのけて、自分がコレだと信じる道に進もう、どんな手段もアリ!」という、良い意味で自分本位で生きていこうという今時の欲張り女子の願望が表れていて、観ていて気分いいなぁと感じる。
(まだ第4話までしか観てないけど・・・)

ところで、録画を観ていたら、久々にリポビタンのCMが。

キムタクが出てきたのには驚いた。気になって、早送りしかけたのを戻して観てみた。

「俺もやるときはやるんですよ」
「わかってるって」
「僕、好きなことなら頑張れます」
「それでいいんだって」
「頑張り方なんてひとぞれぞれじゃん」
君には君の「ファイト一発」

CMのセリフより抜粋

あの暑苦しさの代名詞のようなCMが!
時代が変わってこうなるか…!

ドラマからもCMからも、多様性の尊重というのか、自分のペース、自分サイズ、自分なりの価値観、そういったもの最優先でいこうよというメッセージをひしひしと感じるようになったなぁ。

そんな時代感に、自分も救われているところがあるなと思う。

そんな話を今朝、コーヒーを飲みながら、夫に共有してみた。

夫に、リポビタンのCMのYouTubeを見せて、
「私は、こういうCMに好感を抱くけど、どう思う?何言ってんだ、って感じ?」と聞いてみた。

※夫は、12年前は私に「年収が下がる転職はありえない。自分探しとか意味わかんない」と言うような人だったが、長い期間ぶつかり合い、少しずつ私を応援してくれるようになったと感じている。

夫は、
「いや、これがベストだとは思うよ。理想ではあるよ。でも私は部下に“好きなことだけ頑張ってもらっていいよ”とは言えない。汚れ仕事が自分に回ってくるだけや。だからやっぱりきれいごとだなと思う」
と言う。

そうか。
46歳、特に前時代的な役場勤めの夫からしたら、そうなるだろうな。


「じゃあ例えば、私が好きなことだけで稼いであなたの年収を超えたとしたら、このCMの言ってることはきれいごとじゃないって思うの?」と聞いてみた。

「いや。起業して、年収が高くなっていっても、そのときはそのときで悩みがあるだろうし、3年後はどうなってるかわからない不安がある。だからやっぱりこのCMはきれいごとだと思う」
とのことだった。

「確かに…」
前半部は納得。
でもきれいごとだと諦めたくない自分もいる。

「多様性の尊重」「好きなことなら頑張れる」の時流と「そうは言ってもね」の現実。

案外、「そうは言ってもね」の人も多くいないと、世の中成り立たないんじゃないか。

「好きなことなら頑張れます」
全員がそう言ってたらどうなるんだろう。言ったもん勝ちか。言えない人が汚れ仕事被るんか。

そんな矛盾というか、やるせなさを感じつつも、暑苦しく、私には私のファイト一発を叫びたい。

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