見出し画像

「おばけなんてないさ」なんてウソさ。

今朝、6歳の次男(以下、じろう)がパンをむしゃむしゃ食べながら、妙なことを言い出した。

「ママ~じろうちゃんね、そこにないものなのに、見えるときがあるの」

「ふ~ん…?」

逆はよくあるよな、と思いながら、化粧をしながらぼんやり聞いていた。
私はティッシュの箱が目の前にあるのに、ないないと探すことがよくある。

私はマスカラを塗りながら、
「なにが見えたの?」と訊くと、

「今ね、振り返ったら後ろに男の人がいたの。黒い服だった。でももう一回振り返ったらいなかったの。大きい人だったよ」

へぇ…⁈

信じていないわけじゃないんだけど、見間違いとか、思い込みとかじゃないのか知りたくなって、さらに質問をしてみる。

次男は昨日、こども園の遠足で動物園に行ったので、
「他にも見えたことあるの?昨日、動物園でも、なにか見えたりした?」
と訊くと、なぜか急に怒ったような口調になり、

「動物園でなんて見えないよ、ぼーっとする時間ないもん」

私は、このコメントを聞いて、次男の「見えないものが見える」発言は信じるに値するものだと思った。

どういうことかというと。

少し話が逸れるが、
「夫婦関係改善セッション」を今、一人で数ヶ月に渡って受けているのだが、その先生に教えていただいているのは、
「夫と最高のパートナーになりたいのなら、まず、私が自分と最高のパートナーになる必要がある」というもの。

では、自分自身と良いパートナーになるにはどうしたらよいかというと、潜在意識にアプローチし、自分にとってワクワクすることや、心地よいことを多く見つけ(あるいは思い出し)、顕在意識層に引っ張り上げることが重要だ、という。

それをすることによって、自己愛が高まったり、発する波動(感情・気分)が良くなったりしていき、そんな自分を大事にしてくれる人との縁が強まるから…?というのが今のところ私が得ている感覚だ(が、もし間違ってたらごめんなさい、先生)。

で、潜在意識にはどうやってアプローチするかというと、そこで、自分をゆるませることが大事になってくる。
ゆるむことで、潜在意識の蓋が開くのだと。

下手なメモで失礼します!

私たち現代人は、それはもう顕在意識(左脳)ばかり優位になって、自分の本音や、本来持っているはずの潜在意識・感性(右脳)に蓋をしっぱなしらしい。
もう少し、蓋をゆるめて、自分自身の潜在意識と、もっと自由に、積極的に、交信したいものだ。

私はセッションの際、先生に訊いた。

「あの、潜在意識が100%働いている状態になるとどうなるんでしょうか…?これが理想的な状態ですか?」と。

すると先生は「潜在意識だけの世界というのは、それは死後の世界ですね」と当たり前のような表情でおっしゃったのでビックリした。死後!!?

人は死ぬと、痛みや苦しみから解放されて、非常に心地よい状態だという。(この世で心地よい状態でいたいものだが・・・)

で、次男の話に戻るのだが、彼が、
「ぼーっとした状態じゃなければ、そこにいないものは見れないよ」ということは、ぼーっとすることでゆるみ、潜在意識が開き、死後の世界の人が見れてしまうってことなのかな、と思ったのだ。

今日、お迎えの時に、もう一度聞いてみた。
じろうちゃんが朝見た人、どんな顔してる人だった?

「顔はあるんだけど、目はないの」とのことだった。

振り返ったら後ろに男の人がいたの。黒い服だった。でももう一回振り返ったらいなかったの。大きい人だったよ。

今朝の発言

きっと彼だろう。

実は、先日亡くなった札幌の同級生は男性だ。
30を過ぎても背が伸び続け、5年前、最後に会ったときは180cmを超えていて、驚いたのだった。

斎場で彼のお母さんは言った。
「棺桶も特注でね。あと、あの子が好きでよく着てた着物、そこに飾ってるの」

彼によく似合いそうな黒い和服がマネキンに着せられていたのだった。

じろうちゃんが見たの、きっとこないだ死んじゃったママの友だちだわ。
一人一人、知り合いの家まわってるのかな。

次男にそう伝えたら、フフフと嬉しそうに笑った。
いつも「怖い怖い、トイレに行けない、ついてきて」というくせに、幽霊は怖くないのかよ。

そして、夫婦関係に関して1つ報告を。
よくわからないけど、私は今夫に対して、とてつもなく感謝をしている。
私にとって、これ以上にいい夫がいるんだろうかと。

それは、先日、「土曜日は運動会だし、金曜日にお通夜なら行けない」とあきらめた私に、
「お焼香だけでもしに行って、最終便で帰ってこれないかな?」と夫が提案してくれたことが大きい。

合理性やコスパを重視するような人が、まさか日帰りで札幌に行っておいでと自分から言ってくれるとは思いもしなかった。

当たり前のように私の思いを汲んで、尊重してくれるようになっているのだった。

なのに飛行機に遅れる私ってヤツは…

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

スキとコメントが何よりの励みです!