踏み出さないと始まらない!【ACEトークvol.8:後編】
仕事の傍らずっとACEに関わり続けて。
青井(司会):前半では、営業でめっちゃ鍛えたよっていうところをお伺いしました。
小林:はい、その後からは転職活動をしたというよりかは、本当に人の縁で。出版社時代に出会った方が人を探しているというのを見て、「じゃあ僕どうですかね」ってことで声をかけて。
その仕事は最初は全然違うイメージだったんですけど、ふたを開けてみたらハワイの不動産をやりたいという話で。まあそれはそれで面白そうだなと思って、やってみようということになりました。たまたま英語もできたし、営業もできるし、翻訳で散々契約書とかもずっとみてきたので契約書のチェック云々もわかるしっていうことでやり始めたんですよね。それもすごく面白くて、ずっとやってました。
そのあとはもっと理想的なことを突き詰めたいなと思って転職をして。その頃にはいよいよ、色々な人からこれをやって欲しい、あれをやってほしいってことを言ってもらえるようになってきたので、なかなか一つの会社にいて、その会社のためだけに色々なことをやるのが難しくなったんです。だから、どこの会社にも属さない方が楽だなと思って、最終的には自分でやることにしちゃったという感じです。
でも一応その間も、ずっとACEの活動は続けてたんですよ。
杉山(司会):そうですよね、理事としてずっとACEに関わっていただいていたんですよね。
小林:はい。
青井(司会):情報量が多くて、どこから聞いていこうかな、という感じですね(笑)
少し補足でご説明すると、小林さんは理事としてずっとACEに関わってきてくださっています。でも、普段業務をしているのはスタッフたちで、理事の仕事とはちょっと違うんですよね。ちなみに理事の業務はどんな感じなんですか?
小林:理事は経営を中心に、まずは赤字にならないようにっていうことと、あとは日々の重要な意思決定をしています。あることをやるにあたってこれで大丈夫か、っていうような判断を仰がれるっていうのがあります。
大体月に1回理事会があって、そこで進捗状況とか検討事項を共有します。
青井(司会):そうなんですね。でも数年前から小林さんもファンドレイズとかPRの面で、日々の業務に関わってきてくださることになったんです。2年くらい前ですかね。
小林:そうですね、コロナが流行る直前ぐらいでしたね。
杉山(司会):うんうん、ちょうど2年前の今ぐらいからかなと思います。
青井(司会):なので今はPRのことで私ともミーティングしたりして、じゃあどんな企画をやるかみたいなところも、一緒にお話をしているわけですけれども。小林さんは他にも色々やっていらっしゃるということで。
これをやったらこれがやりたくなった、あれも知りたくなってきたって、すごく色々やってきたんですね。振り返ってみると、どうでしたか?
ジェネラリストを極めた先に見えるもの
小林:そうですね、僕はあんまりね、そんなにポンポンポンポン転職をするのは、お勧めはしないですけど(笑) でも今思い返せば 、やってきたことは結局全部役に立ってるんですよね。
本を作ることとか、難しい問題をどうやって伝えたらいいかとか、海外の人と交渉するにはどうしたらいいかとか、営業においてどうやってお客さんの注意を引こうかとか。全部結局役に立ってるので、まぁ何一つ極めてないんですけど、普通の人よりもいろんなことを知ってるっていう感じがしますよね。
青井(司会):うんうん、何一つ極めてないなんてことないけど、オールマイティな感じがしますね。でもそれが色々全部うまくいってきたのって、やりたい・楽しそうって思って心が動いてやったからなのかな、なんて思ったりもするんですがどうですか?
【最初の一歩】踏み出してみたら、結果はついてくる
小林:そうですね、まあ必要に迫られてっていう部分もあったかもしれないですけど、あんまり後先考えなかったっていうのも、正直あるかな(笑)
でもやっぱり無駄にならないんですよね、絶対。
フリーザチルドレンの創始者のクレイグ・キールバーガー、彼が日本に来た時にいろんな話をする中で、何が一番大変だったかっていうとやっぱり最初の一歩が一番大変だったって言っていて。一歩踏み出しちゃえば、あとは全部ここに来るまで、もうあっという間にきちゃったっていう話をしてたんです。
全部に言えることなんだけど、最初の一歩が大変なんです。だから、僕は最初の一歩を絶対にやるっていうのを自分で決めちゃっています。その一歩を変にハードルをあげるとできなくなるから、最初の一歩をとにかくやる。あとは勝手に結果がついてくるっていうのをクレイグ君から学びました。
青井(司会):クレイグさんの話を聞いて、じゃあそうしようと思って、いろんなことを決めてきたんですか?
小林:それもあるし、あとはACEの活動を振り返ってみてもそうで。
岩附さんの力も大きいけど、例えばそれこそグローバルマーチも、最初何もないところから始めて、でも始めてみたら本当にサンバの人とかが来て、大きなマーチができて。ワールドカップの時も、ワールドカップキャンペーンとかができて。
やり始めの時はみんな抵抗するんですよね。成功しないんじゃないかとか、難しいんじゃないか、大変なんじゃないかっていうのが勝っていて、やらない人が多い。でもやればできるっていう、単純なことなんです、僕にとっては。もちろん出来ない理由も多々あると思います。でもやれば成功できるんだっていうのも、自分の実体験とクレイグの話で全部そう思えるので、そこの部分は多分他の人とちょっと違ってもしかしたら神経おかしいのかもしれないですね(笑)
青井(司会):(笑)でもやっぱり不安になることもあるんですか?
小林:さすがに家族を路頭に迷わすようなことはしないようにしています(笑)
でも相当危ない橋を渡ってきてるので、たまたま運が良かったっていうところもあるかもしれない。
青井(司会):そうかそうかぁ。
杉山(司会):本当に、これからお話してもらう小林さんの軸にあるものとか大事にしているものと紐づいてるね。
青井(司会):うんうん、ではご紹介しましょうか。
座右の銘:「まずやってみる」
小林:やりたいことを何でもやってみたっていう話なんです。
こっちを選ぶから片方は諦めるっていう選択の仕方が多々あるかもしれないですけど、それは僕からすると、いや両方をやったらいいじゃんっていうふうに思っちゃうんです。
だから、両方やるのにどうしたらいいかっていうことを考えないといけない。ACEもやりたいけど、こっちもやりたいから、どうしたら両方やれるかを考える、みたいなこともやってみていいんじゃないかなと思います。
たとえば、「どうしても○○をやりたいから国際協力を諦めなきゃいけない」ということになりがちなんですけどそんなことなくて、両方やればいいと思っています。
青井(司会):なるほどです!チャットにもコメントいただいています。
杉山(司会):うんうん、今のお話が結構このコメントに対する答えに近いのかなとも思うんですけど、「ACEに就職したい学生さんはどんなことを意識して大学生活を送るといいですか。」というコメントを頂戴しています。
やりたいものにまず乗っかってみるとか、一歩目はきついけど、やってみるっていうことですかね。例えばACEに就職するっていう目標だったらそれが必ず紐づいてくると思うし、ACEへの就職に限らず、何か目指すものに対しても、まずやってみる、飛びついてみるっていうところがすごく関係してくるのかなって思ったけど、小林さんいかがですか?
小林:そうですね。興味があることをやってみるといいと思います。
やっぱり大学から就職を決めるときってすごく慎重になると思うんです、人生の一大決断!みたいな感じになると思うけど、別に失敗していいんですよね、全然。嫌だったら辞めればいいんです。不安はあると思いますけど、本当にやりたいことはやってみてそこから判断する、というのが僕のスタイルです。
青井・杉山(司会):ありがとうございました!
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第8回ACEトーク「働き方改革実践系副代表」小林裕さん出演回
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