2019年鈴鹿8耐

葛城は、レースに興味がない。嫌いでは無いのですけど、基本的には公道がメインな単車乗りです。

学生の頃は周囲の人々は、やれスペンサーが、とかローソンがとか述べてましたが、ふーん。そうなんだ。くらいのニュアンスでしたね。

しかし、大人になるとコーナーは理論的に曲がるものであって、気合いと度胸云々の問題ではないなど、色々学ぶ。

最も安全に速く走るには、論理的に走れないとダメだと悟る訳ですね。

どうしてコーナーの手前で減速するのか?とか、ブレーキをどう使うか?とか、タイヤのどこを使って走るのか?など、それぞれの個性の違いはあるとはいえ、原則から大きくそれるなら速くは決して走れない。

そうなると、レーサーの走りを参考にする事になり、結果、レースに目がいく。

最近、WOLF125で、どうやったら更に速く走れるか?と思案していたのですが、おもむろにテレビを付けると、レースをやっていた。そして1台のマシンに目が止まる。

YAMAHA YZF R-1 。正確には、このマシンのカラーリングに目が止まったのだ。

TECH21カラー!

「おお!テックじゃん!」思わず声を出してしまった。

当然、ナンバーは21!

私の単車活動は90年代前半からなので、リアルタイムではないのですが、TECHカラーや、FZR750や、平&ケニーロバーツのコンビは当然常識のように知っている。YSR50のテックカラーを持っていた事もあります。(笑)

そしてしばらくレースを観てました。

レースは、ヨシムラスズキが絡んで、レッドブルホンダ、カワサキ、そしてテックヤマハが先頭。

最初は穏やかな感じでしたが、途中から豹変。激戦となる。

残り1時間の時点で3台が優勝争い。

ヤマハ、ホンダ、カワサキ。

何と分かりやすい展開だろう。

凄いのはカワサキ。26年ぶりの本気!

テックもですけど、個人的にはカワサキも応援。

なにしろ26年前といえば、ZXR750ですからね。当時第三京浜で凄まじい勢いで抜き去っていったのが確かZXR750だった。

カワサキが最速であって欲しいという思いは、どこかにありますね。元々カワサキから単車に興味を持っているので。

まず、先頭だったホンダが仕掛ける。最終ランナーを連闘でエースの高橋巧に託す。

私は疑問でした。いかに周回ベストタイムを出した巧選手であったとしても、連闘は疲労が凄いんじゃないかな?などと考えてました。

そして各worksも最終ピット。

カワサキ、ジョナサン・レイ、テックヤマハは、アレックス・ロウズに全てを託す。

思った通りホンダが遅れてきた。

だろ?などと偉そうに私は思ってました。

しかし、そこから事件が。

雨。

そう、鈴鹿上空に、かなり大きめの雲が。

そして残り30分頃に雨が降ってきた。

後で知ったのだか、レッドブルホンダがなぜ高橋巧選手を続投したのか?といえば、スタンバッていた次のライダーに雨の経験が無かったから、経験豊富な巧選手に振ったという陣営の判断だったらしい。

これで合点がいった。

レースは、30秒程話されたテックヤマハがカワサキを追い詰める。ラップ毎に1秒づつ差を詰める。

しかしそこはカワサキのジョナサン・レイ。流石の走り。

で、更なる事件。

スズキworksが、残り5分でエンジンブロー。

レースに未練?走行を辞めない。しかし結果、オイルを撒き散らす。

で、雨はやまない。路面は最悪。

最終ラップに突入。テックヤマハの追い上げも無念と思ったその時、カワサキのジョナサン・レイがまさかの転倒!

その直後にチェッカーフラッグを待たずにレッドフラッグでレース中止。

残り1分30秒の事件。

暫定順位では、テックヤマハ、レッドブルホンダ、TSRホンダと続き、カワサキはリタイア扱い。

しかし、その後カワサキが抗議し、協議の結果、レッドフラッグの前の1周順位が採用されるという事で、カワサキが26年ぶりの優勝!

こんなにも見応えのあるレースは無いですね。

しかし思った。

勝負に"たられば"は禁物ですけど、スズキがエンジンブローして直ぐに脇道にリタイアしていたとしたら、運営がレッドフラッグではなく、最後まで走らせていたとしたらどうなっただろうか?と。

ジョナサン・レイ選手は、オイルで転倒したのだろうと思いますけど、もしも雨での転倒だったとしたらどうなっただろうか?と。

それぞれの陣営の思惑があってのレースな訳で、天候などを考慮しての様々な起用な訳で、...どうなのかなぁとは思いましたが、非常に見応えある2019年の鈴鹿8耐でした。

雨の中で、カワサキを追い詰めるようにラップを刻んだテックヤマハのアレックス・ロウズ選手の走りを私は決して忘れないと思います。

結果はそうなってしまいましたが、テックヤマハは負けていないと私は思います。

85年の最初のテックの時もヤマハは"勝負には勝ったが試合には負けた"感がありましたが、ヤマハの良さは引き立ちましたね。

五連覇の偉業はなりませんでしたが、まあ、よいのではないでしょうか?

ヤマハ贔屓の私観戦記でした!





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音楽家、ギタリスト、シンガーソングライター、作曲家、作詞家、作家、聖書研究生、単車乗り、包丁使いのブログ
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