自分のもの?
今回は"主体"と"客体"についてのお話です。
自分のものには、人に譲っていいものと、守らなければいけないものがありますが、そもそも自分のものとは何でしょう?
私たちは自分の身体を所有していますが、他人から見れば、自分の体の外部に自分が存在しているにすぎません。
自分のものの範囲は、生命、身体、財産、名誉、信仰、労働、創意、才能など色々ありますが、それらに自己決定権が与えられた結果、所有とは何か?という問題も出てきました。
主体的に言えば、自分の身体ですが、客体的に言えば、その他大勢から見た私になります。
だから、所有権が曖昧になり、自殺や、臓器提供が行われる社会になっています。
「私が私の生命を所有する」
のではなく、
「私が生命を所有するみたいに想定できる」
という感じです。
どこまでが私のものなのでしょうか?
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