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就活大迷走就活日記②

面接が不得意な私が編み出した対策

数撃ちゃ当たる!?

私は面接が不得意だ。大学時代、アルバイト8社連続落ちという記録がある(何も威張れない)

その為、大学1年生の段階から、就職活動の面接に怯えていた。
そこで私が考えたのが、数撃ちゃ当たる戦法である。

大学受験の際、親の協力の下で併願に併願を重ねて上を目指した。同じように就職活動も、併願をすれば、どこかに引っかかるだろうと考えた。

ただ、大学受験と異なり、就職活動はあくまで面接がメインだ。更に私は、公務員と民間企業でずっと志望先をフラフラしていた。

自分の肝にある「根性と気合い」を武器に、私は就職活動を量で勝負する事にしたのだ。
公務員か民間企業かの覚悟は決められない癖に、根性で両立させる覚悟はアッサリ決められた。

具体的な数字や実績

民間企業は1年間で、50社ほどのメーカーの選考を受けた。
インターンには夏秋冬合わせて12社参加した。
ゴールデンウィーク前に1社から内々定を頂きそこで民間を見る事を辞めた。
新卒カードという無駄に高いプライドがあり、見ていた企業は全て東証プライム上場企業であった。結果論として、内々定を頂けたから良かったが、私は相当の自覚無きギャンブラーであった。

加えて、私立大学と国立大学の独自選考も8つほど受けた。筆記試験やグループディスカッションは全て通ったが、面接形式に進んで全て落ちた。

公務員は、国家総合職と国立国会図書館、法政局、裁判所の筆記試験に落ちた。裁判所は第一志望だったので悔しかった。
特別区、3つの県庁、5つの市役所、国税専門官、国家一般職、国立大学法人等の筆記試験は通った。

公務員の面接は、就職課にお墨付きを頂くほど練習対策を重ねた。結果は、国家一般職以外で最終面接落ちであった。

もうここまで来るとドン引きである。
因みに私の唯一受かった国家一般職の面接では、AからEまでの評価がつけられ、総合点数に加算される。E評価のみが足きりとなるが、65%ほどの人がC評価を得られる為、比較的対策しやすい面接だろう。

私は推測でD評価だった。論文試験の最高評価(推定)が無ければ国家一般職すらも不合格になっていたかもしれない。間一髪だった。

一旦まとめ


そんなこんなで、私は数撃ちゃ当たる戦法で何とか就職活動を終える事が出来た。詳しく書いていないが、この1年半で心身が壊れかけ、人間関係の疎遠も増えた。「どちらかに絞るべき」「覚悟を決めた方が良い」と大学3年生の春に言われた言葉の意味がやっと理解出来た気がした。

実際に私が民間企業と公務員の就職活動を併願して、後輩に伝えたい事は、「両立可能だが、修羅の道を歩む」だ。

併願=悪の様な書き方をしてしまったが、利点もあった。併願していたからこそ、狭まりがちな視野が開けた面もあった。民間企業対策で学んだ業界研究が公務員の官庁訪問の際に役立ったり、公務員試験の時事勉強が、民間のインターンシップで発揮されたりと、毎日が何かしらの学びになった。

両立の過程はかなり厳しく、とても人に勧められたものでは無いが、私自身は、両立の道を後悔していない。(無事、両方から内々定を得られたから吐ける台詞なのは重々承知である)

勉強ハイになっている私は、卒業までの間に資格取得の勉強を再開した。私のように、筆記よりも面接が苦手と思う人が居れば、数撃ちゃ当たる戦法はオススメしたい。勿論、業界を絞っての話だけれど(笑)



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