60年代、流行った洋楽。21
『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。
60年代にはこんなことがありました。
ライオンは寝ている/トーケンズ[和訳]
The Lion Sleeps Tonight/The Tokens(1969年)
邦題の「ライオンが寝ている」というのはおもしろい命名ですが、原題も訳すとほぼ同じ「今夜、ライオンは寝る」。ユーモラスな曲名です。歌詞をつづめるとこうです。ライオンが眠っている、ジャングルで、村の近くで。だからダーリン、恋人よこわがらないで。
曲の歌詞の部分以外は、楽器の音か、動物の鳴き声を模したリー、アー、ウ―ルㇽルㇽ……とか、聞きなれない言葉らしきウィオマンマウェ、ア・ウィンワメッハ……とかです。YouTubeの画像も観てのとおり、ライオン=鬼の居ぬ間に、満月のもと、森中の動物たちがあつまってくつろいでいる様子と読み取れます。人間も然り。
この曲の原型は、1939年にさかのぼります。来歴も紆余曲折、曲の解釈にもさまざまあるようです。こころを無にして聞くのもいいかもしれません。
バス・ストップ/ホリーズ
Bus Stop/The Hollies(1966年)
よく耳にした曲です。流行りましたね。
ホリーズはイギリスのロックバンド。レコード・ジャケットを見ても彼らメンバーはじつに若いです。が、恐るべき天才集団かもしれないです。
曲の成り立ちは、下記のとおりだそうで、一気呵成に成ったことが見て取れます。名曲というものが、必ずしも時間をかけ推敲に推敲をかさね慎重に制作され、満を持して発表された、というパターンばかりではないことがわかります。
林檎信者のリクエスト she's a rainbow 歌詞和訳付き
シーズ・ア・レインボー/ザ・ローリング・ストーンズ
She's A Rainbow/The Rolling Stones(1966年)
なんて懐かしい。もっとも、私がこの曲に目覚めたのは1998年。この衝撃の初代”iMac” のCMと出会った瞬間でした。このパソコン、かわいい、ほかにない。この曲、ローリングストーンズだって?iMacにピッタリしすぎ!
即、買いました。レコード・CDではなく、丸っこいブルー色のApple iMac を。レインボー・カラーのパソコン、こんなのはじめて。はじめてのMAC体験でしたが、とても気に入りました。
Windowsのパソコンが「仕事」「事務機」「まじめ」とすれば、MACは「遊び」「文房具」「たのしい」。起動音も”hello”もクールと、流行り言葉をしゃべる、僕でした。最初の印象は今も変わりません。
つぎのビデオもとてもいいですね。当時の流行りを映した、サイケな動くコラージュ。世界の"She"を観られるよ。
The Rolling Stones - She's A Rainbow (Official Lyric Video)
※素晴木あい さんの画像をお借りしました。
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