見出し画像

母のために選ぶ、児童書。3

90歳を超えて、さすがに母も小さい文字が読みづらい、眼鏡をかけても本が読めないというのです。電子書籍は母には使いこなせません。ルーペ眼鏡も、母には使いにくいようです。ならばと、視点を変えて、児童書にアプローチしてみました。これは、いけるかも!

📗

 前回の記事では、4セット目と5セット目の、計6冊のまとめ買いの内容をご紹介しました。

・『ネコのタクシー』南部 和也著/さとうあや画 福刊音館刊☆
・『小さなスプーンおばさん』アルフ・プリョイセン著/大塚 勇三 翻訳/ ビョールン・ベルイ 画 学研プラス刊☆
・『ねらわれた星』星 新一著/和田誠画 理論社刊☆

・『霧のむこうのふしぎな町』 柏葉 幸子著/杉田比呂美画 講談社刊☆
・『エミリときどきマーメイド』リズ・ケスラー著/ 田中亜希子翻訳/カタノトモコ画 文響社刊☆
・『殺し屋ですのよ』星 新一著/和田誠画 理論社刊☆

 新たな試みで、6冊のうち2冊は海外の児童書にしました。小さなスプーンおばさんの結果は上々で母の感想を聞いたところとても面白かったそうです。名作の誉れ高い本ですから当然かもしれません。

『ネコのタクシー』も良かったとのこと。私にとっても記憶に残る一冊となりました。発想の面白さ、主人公の可愛さ。
 定番の、星新一のショートショートは今回も好評でした。

『エミリときどきマーメイド』と『霧のむこうのふしぎな町』は、母には少々活字が小さいということで私が買い取っておもしろく読みました。
(『エミリ……』の活字、見たところそれほど小さくはありませんが……。母の好みではなかったのかも。こんなこともあるでしょう。ムリジイは禁物)
 
 

 こんな機会がなかったら、素敵な本の数々にも縁がないままだったかもしれません。人生の不思議ですね。
 ちなみに、☆マークの本は母から借りて私も読みました。

📘

 ここから今回の内容になります。3~5セット目はAmazonでの調達でしたが、今回の6セット目は書店で探して見つけました。通算で18冊となります。

・『かあちゃん取扱説明書』いとうみく著/佐藤真紀子画 童心社刊
・『ゆれるシッポふんじゃった!』今西乃子著/浜田一男写真 岩崎書店刊
・『ねむりウサギ』星 新一著/和田誠画 理論社刊

 1冊目は、想像力を掻き立てる楽しそうな題名に惹かれました。
 2冊目は、柴犬の写真満載の本で、母が犬を好きなので選びました。
 3冊目は、母に好評の定番、星新一のショートショート集で、これが5冊目になります。

 
 今回は、文字の大きさの問題はないと思います。母は楽しんでくれるでしょうか。結果は、次の記事でご紹介します。




※春田みつき さんの画像をお借りしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。記事が気に入っていただけましたら、「スキ」を押してくだされば幸いです。