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60年代、流行った洋楽。9〈ザ・コーデッツ〉

『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

60年代にはこんなことがありました。



 前回、メリナ・メルクーリの『日曜はダメよ』を話題にしましたが、この曲は多くのアーティスがコピーしています。変わったところで目についたのがコーデッツの1961年のものです。

日曜はダメよ/ザ・コーデッツ
Never on Sunday/The Chordettes(1961年)

 50年代が全盛期のグループということですので、わたしにはリアルタイムではなくてもっと後のことかもしれません。何かの番組で聞いたのかもしれません。なんせ古いことであやふやな点が多くてすみませんが……。

 それでも、コーデッツの曲には聞き覚えがあって、なつかしさも感じます。「60年代の流行」というくくりから少しそれてしまいますが、耳当たりのよい音楽、抜群のハーモニーに敬意を表してご紹介したいと思います。

ザ・コーデッツ (The Chordettes) は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州シボイガン出身のフォークソンググループである。女性4人のカルテットで、元々はフォークソングを専門とし、アカペラで歌っていた。初期はコロンビア・レコードにてアルバムを数枚作成し、のちにケイデンス・レコードに移籍した。

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 コーデッツの曲で一番聞き覚えのあると思うのは『ロリポップ』です。この曲も、私の年齢からは当時リアルタイムで聞いていたとは考えにくいのです。ロングヒットだったのかリバイバルなのか、で聞いたのだと思います。


ロリポップ/ザ・コーデッツ
Lollipop (Featured In The Movie SMILE) (Remastered)/The Chordettes(1958年)

 ロリポップは、日本では「ぺろぺろキャンディ」でおなじみのお菓子です。ほとんど、ロリポップ連呼の歌詞なのに……。4人のアカペラが素晴らしくて聞きほれてしまいます。

 ビデオで見覚えのある、ほっぺたポンしてる男性は、歌もしゃべりもしていませんが……あの名歌手のアンディ・ウィリアムズでしょうか。
 日本では、伊東ゆかりさんがカバーしたそうです、そちらが私の記憶に残っているのかもしれません。誰かと誰かが~ラリポップ♪

1958年7月に伊東ゆかりが『ラリパップ(誰かと誰かが)』のタイトルで、日本語の歌詞によりカヴァーしている。
日本語詞:音羽たかし/編曲:村山芳男

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MEI Spring 2014 - (21) Lollipop - Concert Choir

 この曲、英語圏でいまでも愛されていることがわかりますね。カナダのMEIセカンダリースクールのスプリングコンサートとか。2014年のビデオだそうです。

ミスター・サンドマン/ザ・コーデッツ
Mr Sandman [Music Video]/The Chordettes(1954年)

 コーデッツ初期の曲とのことです。が、この曲も記憶の中に刻まれているのが不思議です。とてもキュートな編曲で、アカペラの響きも素晴らしいですね。サンドマンとは、眠りの妖精ですか。これは名曲だ。

 この曲こそリアルタイムで聞いたはずがないのに、なぜ懐かしい気持ちがするのでしょう。子守歌みたいな感じでしょうか。

バーバーショップスタイルの無伴奏四声合唱の時代とロックンロールの時代をつなぐ重要な役割を果たしたといわれている。最初の大ヒットは1954年の「Mr. Sandman」で、その次は1958年の「ロリポップ」である。1955年後半から1960年代前半まで米国でチャート入りし続けた。1961年にメンバーの結婚などのため解散した。

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Mr Sandman/Anne Reburn

 アメリカのアン・リバーンさんが、YouTubeで公開している動画のなかに、この曲をカバーしたのがありました。パートの分担がわかりやすくて、彼女の表情も楽しいのでご紹介します。



※素晴木あい さんの画像をお借りしました。

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