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母のために選ぶ、児童書。2

90歳を超えて、さすがに母も小さい文字が読みづらい、眼鏡をかけても本が読めないというのです。電子書籍は母には使いこなせません。ルーペ眼鏡も、母には使いにくいようです。ならばと、視点を変えて、児童書にアプローチしてみました。これは、いけるかも!


 前回記事でご紹介したとおり、4月に大型書店で選んだ3冊(1セット目)は、母に好評でした。

・『きまぐれロボット』 星 新一著/和田 誠画 理論社刊☆
・『こずえと申す』 吉田 道子著/宮尾 和孝画 ポプラ社刊☆
・『へんくつさんのお茶会』 楠 章子著/井田 千秋画 学研プラス刊☆

 続いて、5月に私が書店で選んだ2セット目の3冊も、母に喜んでもらえました。

・『チョコレート戦争』 大石 真著/北田 卓史画 理論社刊☆
・『椋 鳩十の名犬物語』 椋 鳩十著/中川 大輔画 理論社刊
・『なぞなぞライオン』 佐々木 マキ著 理論社刊☆

 老人に、また読書の楽しみを与えてくださった、著者・画家・出版社のみなさんに感謝したいと思います。
 ちなみに、☆マークの本は母から借りて私も読みました。

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 ここから今回の内容になります。

 3セット目を選ぼうと大型書店へ行きました。2冊はすんなり決まったのですが3冊目の良さそうなのが見つかりませんでした。
 そこで購入方法を検討し直して、5月末にAmazonで3冊入手しました。
 現物の試し読みができませんので活字が小さいと母が読めないリスクがあります。
 さいわい3冊とも問題ありませんでした。

・『へんな怪獣』 星 新一著/和田 誠画 理論社刊
・『サーカスの少女』 植木雅俊著/村上 豊画 コボル刊☆
・『先生、しゅくだいわすれました』 山本悦子著/佐藤真紀子画 童心社刊☆

 星新一さんのショートショートは、読みやすく面白いと好評で母のために毎回選ぶ定番となりました。
『サーカスの少女』は、実話をもとにしたフィクションで長編ですが母も私も楽しんで読みました。
『先生、しゅくだいわすれました』は、宿題を忘れた理由をストーリーにして先生やクラスメートに話して、なるほどと納得させたら叱られないというユーモラスな内容でした。

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 つぎに、6月末Amazonで取り寄せた4セット目と5セット目は、計6冊のまとめ買いでした。

・『ネコのタクシー』南部 和也著/さとうあや画 福刊音館刊
・『小さなスプーンおばさん』アルフ・プリョイセン著/大塚 勇三 翻訳/ ビョールン・ベルイ 画 学研プラス刊
・『ねらわれた星』星 新一著/和田誠画 理論社刊

・『霧のむこうのふしぎな町』 柏葉 幸子著/杉田比呂美画 講談社刊☆
・『エミリときどきマーメイド』リズ・ケスラー著/ 田中亜希子翻訳/カタノトモコ画 文響社刊
・『殺し屋ですのよ』星 新一著/和田誠画 理論社刊

『霧のむこうのふしぎな町』は、母には活字がすこし小さくて読めないとのことで、私の方で買い取りました。ちょっと不思議なファンタジーの内容で楽しく読みました。

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 新たな試みですが、ご覧のとおり6冊のうち2冊は海外の児童書にしました。母は喜んで読むでしょうか。興味深いところです。またご報告したいと思います。
 どの本も面白そうで表紙も可愛いので、母から借りて読むのを私も楽しみにしています。



※kitako さんの画像をお借りしました。



 




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