なんちゃらドッティル

アイスランド関連作品の備忘録です

なんちゃらドッティル

アイスランド関連作品の備忘録です

最近の記事

LAMB/ラム ★★★☆

2021年に製作されたアイスランド映画です。 日本では絶賛公開中です。(2022年10月現在) 本作はアイスランド映画には珍しく大きめの映画館で上映されているため(笑)アイスランドの景色を大画面で拝むことができる貴重な機会です。 主演のノアミ・ラパスさんは、アイスランド育ちのスウェーデン人の女優さん。その夫役を演じているヒルミル・スナイル・グスナソンさんは、「たちあがる女」でタクシー運転手として出演されていました。 主人公の2人は、アイスランドで羊飼いをしている夫婦。

    • タイムボックス ★★★☆

      アイスランドのファンタジー児童向け小説です。 著者は、アンドリ・S・マグナソンさん。以前書いた「青い惑星のはなし」という絵本と同じ作家です。(この作品もアイスランド文学賞を受賞しています。) この方、環境保護の活動家でもあり、日本語に翻訳されるまで流通している本の作家でもあるなんて、多才です。。ちなみに2016年の大統領選に出馬されてるそうです。(当選はなりませんでしたが、、) 本の舞台は、現代か少し近未来か、一人一台「タイムボックス」という箱を所有している時代です。

      • 隣の影 ★★★

        2017年に製作されたアイスランド 映画です。 アイスランド・アカデミー賞を7部門も受賞している、アイスランドでとても評価の高い作品のようです。(たしかにアイスランド映画らしさが詰まっています。) 主人公はアトリという30代半ばの男性。3歳位の娘(おっとりマイペースでとても愛嬌があって可愛い♡)がいますが、奥さんのアグネスとは最近うまくいっておらず、そんな中、元カノとの思い出の動画を一人で見ていたところをアグネスに見られてしまい、家を追い出されます。 仕方なく、しばらく

        • ザ・ディープ ★★★

          2012年に製作されたアイスランド映画です。 実話をもとに作成されました。 主演はオラフル・ダッリ・オラフソンさん。今回初めてお目にかかりましたが、見た瞬間に安心感を覚える俳優さんです。 アイスランドの産業(①観光業 ②漁業 ③アルミ生産業 ④牧畜)の中で、今回の映画は②漁業に関する作品です。 主人公のグリは漁師をしている中年のおじさん。独身で未だに両親と一緒に住んでいます。主人公の幼なじみは同じ船に乗る漁師仲間で、彼にはキレイな奥さんと2人の可愛い息子がいます。

          たちあがる女 ★★★★

          2018年に製作されたアイスランド映画です。 アイスランド映画には珍しく??とてもコミカルなコメディー映画です。(でもメッセージ性はちゃんとあるところが流石・・・) 主演はハルドラ・ゲイルハルズドッティルさん。私は本作で初めてお目にかかりました。 主人公はアイスランドの田舎町に住むハットラ。表の顔は合唱団の講師ですが、彼女には裏の顔が、、それは地元のアルミ工場と孤独に闘う環境活動家。 (以前紹介した青い惑星のはなしの作者、アンドリ・S・マグナソンさんが書いた「よみがえ

          たちあがる女 ★★★★

          青い惑星のはなし ★★

          アイスランドの児童文学作品です。 作者のアンドリ・スナイル・マグナソンさんは、作家でありながら自然保護活動もされています。以前「よみがえれ!夢の国アイスランド」という自然保護に関する本を読み、児童書初のアイスランド文学賞を受賞した本作のことを知り、今回読んでみました。 ある星に子どもが100人住んでいて、その子ども達は決して老いることがなく、ずっと子どものままで生きている。感情も子どものままだし、行動も子どものまま。小さいことに幸せを見つけて、それは楽しく暮らしている。

          青い惑星のはなし ★★

          湿地 ★★★

          2006年に製作されたアイスランド映画です。 主演はイングヴァール・エッゲルト・シグルズソン(覚えられないw)というおじさん。有名なアイスランド人の俳優さんです。娘役がオーグスタ・エヴァ・アーレンドスドッティル(これまた覚えられないww) この二人、「ディール・ブレイク」という作品でも共演していました。 今回この「湿地」という映画は、アイスランド史の講義で紹介されて知りました。アイスランドでは全国民のDNAが管理されており、(それはあくまで国民が病気を未然に防ぐためなど