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湿地 ★★★

2006年に製作されたアイスランド映画です。

主演はイングヴァール・エッゲルト・シグルズソン(覚えられないw)というおじさん。有名なアイスランド人の俳優さんです。娘役がオーグスタ・エヴァ・アーレンドスドッティル(これまた覚えられないww)

この二人、「ディール・ブレイク」という作品でも共演していました。

今回この「湿地」という映画は、アイスランド史の講義で紹介されて知りました。アイスランドでは全国民のDNAが管理されており、(それはあくまで国民が病気を未然に防ぐためなどの体で)それがプライバシーの問題になるのでは?という切り口で描かれ大ヒットしたサスペンス小説の映画版です。

主人公は警察官のエルレンデゥール(おじさん)、ちょっぴり破天荒な娘に手を焼いています。

ある日、元悪党のホルベルク(おじさん)がアパートで他殺され、遺体で見つかります。犯人を見つけるため、主人公は同僚の若い男性警察官(タバコ嫌いでベジタリアン)と女性警察官(なんか安心できる雰囲気)の3人で捜査を進めますが、まさかの殺害目的にDNAが関連しているという、アイスランドならではの小さなコミュニティで起こりうる事件となっています。

今回のコロナ禍でも、徹底された国民の行動管理が行われ、早い段階で収束に成功しているアイスランドですが、だからこそ閉塞感にかられ、息苦しく感じている人もいるのかなぁ?と勝手に想像してしまったりもします。アイスランド映画は、結構そういう暗い部分を描いている作品も多いイメージです。

日本ではマイナンバー制度にも抵抗があるくらいですから、DNA管理なんて今はもっての他でしょうが、日本もいつかそうなるのかもなぁ??と、ちょっと近未来を感じてしまいます。

アイスランド語の勉強のために見始めましたが、途中からは事件に絡み合う人々の色々な背景や感情にのめり込んで、あっという間に見終わってしまいました。オススメです(^∈^)

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