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「あびら教育プランとわたし」Vol.11〜挑戦を通して得ることができた自分の変化〜

あびら教育プラン」に何かしらの形で関わってくれた方々の想いを聞く連載企画、「あびら教育プランとわたし」。
8月の約1ヶ月「地域おこしインターン生」として「あびら教育プラン」に関わってくれた、”えんどぅ”こと遠藤颯人(えんどう はやと)さんに、インタビューを行いました!

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自己紹介をお願いします。

成城大学文芸学部3年の遠藤颯人です。大学では主に文化人類学の観点から、人々のよりよい居場所について勉強しています。塾講師のアルバイトを通して、子どもたちの教養を深める観点にも興味があります。

今回のインターンに参加したきっかけを教えてください。

大学のゼミで、FoundingBase(あびら教育プランの運営会社)さんの紹介があったこと。また大学の先輩が安平町で働いているということを聞いて、一気に身近に感じました。地方創生と教育を掛け合わせる事業にとても興味を抱き、自分の学びとも重なっていることから参加を決意しました。

主にどのような活動をしましたか?

大きく分けて2つあります。1つ目は教育プランの柱である「遊育」「あびらぼ」「ワクワク」のサポートと企画提案。2つ目はインスタグラムによる広報業務です。 特に力をいれた業務として、「あびらぼ」の生成AI編の授業にて、子どもたちが取り組む最終アウトプットを提案したことについて紹介します。
※生成AI編の授業についてはこちら

まず前提として、子どもたちの「やってみたい」のタネを広げること、深い学びを届けることが関わるスタッフのミッションです。それを踏まえて、自分がひたすら追求したのは、子どもたちが学びを経て、主体的に物事を進められるツール、具体的な手段を考えることでした。 抽象的なミッションをどれだけ具体に落としこめるか、子どもたちに届けられるかの挑戦です。最も届けたいことと、手段の実現可能性のすり合わせに奔走しました。「子どもたちができなきゃ意味が無い」とボツになった案が数えきれないほど、ゴールの形を模索することは非常に難しいものでした。ですが最後には、「これ以上は考えられない」と思える最適な具体案を提示することができたと思います。

実際に画像生成AIツールを使っている子どもたちの様子

子どもたちへのプログラム企画を実際に体験してみてどうでしたか?

企画をする上での、アウトプットをし続けることの重要性に気づけた、何といってもそれに尽きます。
この1カ月間、頭の中を抉り出すようなアウトプットの機会が何度もありました。「行動をして、それについての所感を書く」だけではダメ。次に活かすための取り組みを、実践のなかで気づき、それを言語化しなければならない。そういったアウトプットの意識づけがされたことは言うまでもありません。ですが、その内容や具体的な思考法までを完全にマスターしたかと言われたら、まだまだ半端なものです。
「もっと引き出したい。言語化したい」とインターン中、いつしか思うようになっていました。自分がこれほどアウトプットを大事に思えるようになったことは、期間中の最大の変化だと感じます。実践を通して、引き出すことを繰り返したおかげです。

その他に1か月のインターンで、最も印象に残った場面はなんですか?

印象に残ったのは追分八幡神社祭りで取り組んだ、神輿担ぎです。5年ぶりの地域の祭りということで、主催者、担ぎ手の皆さんは並々ならぬ想いで祭りに臨んでいたと思います。そんな中に自分が携わっていくこと、同じ神輿を担げることに嬉しさ半分、不安を半分覚えました。
不安の原因としては、お祭り参加者とのコミュニケーションが成り立つかという点がありました。というのも、神輿に参加している方々は、ご縁のない人たちばかり。初対面で言葉をかけあうことにも緊張しました。このままの状態でお祭りを盛り上げることができるのかと、祭り直前まで自分のなかでモヤモヤしていました。

しかし、「気づいたら、馴染んでいた」というのがその場の率直な感想です。こちらの不安に反して、神輿を担ぐ皆さんは柔らかい物腰で我々インターン生を迎えてくださいました。そして祭りに傾ける情熱をも共有してくださった。町のため、祭りのため、また自分のように何らかの巡り合わせで神輿を担いでいた人もいたことでしょう。まとまりのなかった人々が、同じゴールを目指して足並みを揃えていく。その団結の過程と、熱気の広がる様子は、自分の中で強く印象に残っています。
神輿担ぎを終えて、神社に戻ってきた後の納涼会が最高に楽しかったです。同じゴールを共有し、熱気を分かち合った人たちとの談合は時間を忘れるほどに充実していました。それもこれも地域の中に根付いた団結力に触れたおかげです。酒を片手に世間話や人生論が語られていく。その中にいられたことは、自分にとってきわめて鮮烈な体験でした。

今回の経験をどう活かしていきたいですか?

目的をもって行動をすることです。その行動にもやはり意味があって、「誰に対して」のものなのかを逐一確かめなければいけない。そうしないと自分の残した結果が、ただの独りよがりの産物になってしまう。
インターンでの気づきは、常に自分が立ち返るべき姿勢を教えてくれています。価値を見出したければ、それなりの工夫と努力が大事、と何度も言われてきました。ただ闇雲に動いてみるだけでは意味がない。「なぜその行動を選んだのか。その結果、どういう思考が生まれたのか」これらを繰り返し自分の中で問いかけていきたいと思います!


同じ期間に参加していたインターン生の3ショット!

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ありがとうございました!
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