見出し画像

「あびら教育プランとわたし」Vol.6〜地域おこしとは何か?実践することで見えてきた地域おこしとしての関わり方〜

あびら教育プラン」に何かしらの形で関わってくれた方々の想いを聞く連載企画、「あびら教育プランとわたし」。
11月中旬から約1ヶ月半「地域おこしインターン生」として「あびら教育プラン」に関わってくれた、”こじこじ”こと小島 裕成(こじま ゆうせい)さんに、インタビューを行いました!

もともと地域おこしに興味があってインターンに参加してくれたこじこじ。しかし、安平町に来て暫く、与えられた仕事を黙々とこなす日々。そんなある日、本当にこれで「地域おこし」になっているのだろうか?と疑問を抱き、それ以来自ら町へ繰り出し、地域への貢献を模索してきた1ヶ月半の奮闘記録。是非お読みください!

*****


自己紹介をお願いします。

北海道大学農学院1年の小島裕成です!
僕の好きなものは、何と言っても「虫」です!
大学選びも、北海道で虫採りがしたい!という理由で決めてしまったくらいです(笑)。
実際に、学部では「オサムシ」という昆虫の研究を、そして大学院では国立公園の勉強をしていました!
(子どもたちからは、「クワガタ君」の愛称で呼ばれていました!)

今回のインターンに参加したきっかけを教えてください。

今回このインターンに参加させていただいたきっかけはずばり、「地域おこしに興味があったから」です。

学生時代、虫採りのために日本全国いろいろな地域を飛び回っていました。すると、おのずと地域と触れ合う機会が生まれ、徐々に地域の文化、人の暖かさ、自然環境の豊かさ、そういった地域の魅力というものに惹かれていくようになりました。
こうして自分も将来は地域に住みたい、それならばその地域を盛り上げられるようになりたい!と思うようになったのが、地域おこしに興味を持ったきっかけです。

安平町には、株式会社FoundingBase(あびら教育プランの委託元会社)に大学時代の先輩が勤めており、そのご紹介を頂きご縁があり、今回携わらせていただく運びとなりました。

主にどのような活動をしましたか?

あびら教育プランのスタッフとして子どもたちと関わりながら、地域との繋がりづくりと虫授業の実施を注力業務として取り組みました。

地域との繋がりづくりでは、自分自身がより多くの地域の方と繋がること、そしてさらに地域の方とエントランス(コミュニティスペース)を繋ぐことを目標に、地域の方との交流を意識して活動しました。実際には、地域のお店へパンフレットを配布しに行ったり、繰り返し足を運び地域についてのお話を伺ったりしました。

虫授業では、地域の小学生が放課後エントランスに集まる「ぷれいば」という時間の一部を使って、40分ほど虫に関する授業をさせていただきました。自分の持っている「虫」というコンテンツを活かして、子どもたちに虫の面白さを知ってもらいたい、そしてその場を通して少しでも地域の盛り上げに貢献したい、そう考えたのが授業の実施に至った理由です。
当日は大人・子供合わせ30名程の方にお集まりいただき、聞いていただくことが出来ました。





活動してみてどうでしたか?

2つの注力業務をさせていただく過程で得た学びは、正直言ってここでは語りつくせません(笑)。

そこで今回は、それら2つの注力業務の経験を通して得た自分の中での変化について、それぞれの経験に触れながらお話させていただきます。

まず、1つ目の注力業務、地域との繋がりづくりについて。こちらでは前述のように、自分から地域に繰り出し、実際に地域の方と交流してみる、という活動を行っていました。そこで僕の目に印象深く残ったのは、実際に地域を盛り上げよう、楽しい地域にしていこうという、地域の方々一人ひとりの熱い姿勢でした。

そして、2つ目の虫授業の実施について。こちらでは、自分の持っている「虫」というコンテンツで、普段あまりエントランスに馴染みのない子供たちに来てもらうことや、保護者の方などにもぷれいばの雰囲気を感じてもらうことなど、「新しい繋がりを生み出す」という目標を達成することが出来ました。

これら2つの経験を通して、自分の中での「地域おこし」の捉え方に変化がありました。

僕が今まで勝手に考えていた「地域おこし」とは、まちづくり会社や外部の民間コンサル事業などが地域に入り、引っ張っていくイメージ、逆に地域住民はそれらの流れについていくというか、どこか受け身なイメージでした。

しかし今回、安平町では地域の方々それぞれが、自分のコンテンツを活かし率先的に牽引し、そしてそれに周りの方々が追随して地域が盛り上がっていく。そんなシーンを見ることができ、そしてさらに自分自身も実際に地域の1プレイヤーとして地域の盛り上げに貢献する。これらの経験は、それまでの地域おこしのイメージを一新するものでした。

「地域おこし」についてのイメージや考え方に変化があったのですね!地域おこしについての考え方が変わり、どんな影響がありましたか?

自分の中での「地域おこし」の捉え方の変化や、さらに今回安平町で出会った人たちとの会話を通して、自分の今後の進路について、大きく考え直すきっかけになりました。

というのも、これまでは、自分の好きな虫や生き物に関わる生き方も良いし、でも地域おこしもやりたいし…と、進路について二者択一で考えている部分がありました。その中で、前者の関して、自分の本当に好きなことで生きていくなんて難しいよな…と諦め気味だった節もあり、漠然とただまちづくり会社や地方創生系の民間企業に就職するんだろうな、なんて考えていました。

しかし今回安平町で感銘を受けた、町民各々の地域おこしへの関わり方。肌で感じた、自分のコンテンツを活かした地域おこし。自分が住む地域へのそんな関わり方を知り、そしてそれを実際に体現されている方々を目の当たりにした今。自分の“らしさ”を追求しつつ、そしてそれを周囲に還元していく。そんな、2つを融合した生き方も出来るんだなと感じた今回のインターンです。

もちろん、まだまだこれからの僕の人生がどう進んでいくかわかりません。ですが一先ずは、安平町で自分のワクワクに向かって頑張るたくさんの大人たち、子どもたちに負けじと、自分の「好き」である「虫」をこれからもっと追いかけていきたいな!とワクワクしています!

*****

ありがとうございました!
安平町での様々なヒト・コトとの出会いを通して、自分の将来観に変化のあったこじこじ。今後の活動を応援したいと思います!^^

あびら教育プランでは、地域おこしインターン生を募集中です!
ご興味ある方や、話を聞いてみたい方はWEBサイトのお問い合わせフォームより受け付けております!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?