【はぁ？】目的と手段をごっちゃにするなって言うけどさぁ

はじめに

「ホームステイしてみたいから留学したい！」というと

「ホームステイは手段であって目的ではない，留学先で何を学んでどう活かしたいかをもっと考えて．例えば自分なら～～」

と言われたことがありました．要は目的と手段をごっちゃにするなと言いたいんでしょうね．

自分はその考えとは反対で目的と手段はごっちゃにしても大丈夫だと思う派です．その理由について述べていきます．

目的と手段が混同している例

まずは例を見ていきましょう．世の中には他にも似たような指摘があります．

• 起業してみたい

  • 起業は何か事業を興したいから使用する手段であって～～

• プログラミングしてみたい

  • プログラミングは何か作りたい機能を実装するための手段であって～～

• 筋トレしてみたい

  • なんのために筋肉つけるの？何を目指してるの？

指摘している人の気持ちはおそらく，留学や起業などを行った先に「何か目標がないとモチベーションが続かないし何をすればいいか分からなくなる」と言いたいのだと思います．確かに目的と手段が混同している人は周りから見るとちょっと心配に感じるのかもしれません．

目的と手段はごっちゃにしてもいい

自分の考えはズバリ「目的と手段はごっちゃにしてもいい」です．
その理由を解説していきます．

モチベーションが湧くならどんな理由でもいい

世の中は思っている以上に怠惰な人間ばかりです．(自分も含め)
困難な道の一歩目を踏み出す力が重要なのにほとんどの人は持っていません．
つまり，一歩目を踏み出せるモチベが湧くなら理由はなんだっていいんです．とにかく踏み出したことが偉い．ゲームやってたほうが楽しいのに．

なのに「なんとなくかっこいいから」とかの理由で始める人を「目的が！手段が！」と指摘してモチベーションをぶち壊してくる人がいたらどうでしょう．
頑張って逆上がりしようとしてる小学生に同じこと言えるんでしょうか．

経験そのものが人生の価値になる

やりたいことを我慢せずにとにかく挑戦してみるのがいい人生ではないでしょうか？後悔を残して死ぬのはよくないと思います．
起業・プログラミング・筋トレ・留学，これらが成功しても失敗しても10年後にはその過程をいい経験として笑って話すことができると思います．

目的と手段をごっちゃにするなという言葉には，もっとよく考えて行動しろという意思も含まれていると思います．
自分は慎重に考えることが大切なことなのは知っていますが，同時に考えれば考えるほど人はネガティブになる（＝挑戦から遠ざかる）事も知っています．

筋トレ，留学などを行う期間だけで考えるのと同時に人生経験としてやった方がよいかを考えるのも重要だと思います．
人生経験としてやるかどうか考えて，よっぽど命の危険でもない限りやって損は無いはずです．

目的なんてどんどん変わっていく

目標などは続けているうちに変わるので，最初っから最終ゴールを設定する必要はないんです．
どんな分野のプロだって最初からプロを目指して始めた訳じゃないですしね．
スポーツ選手，ボディビルダー，プロゲーマーなども最初は興味本位でその世界に足を踏み入れたはずです．
しかし，続けていくうちにどんどんゴールが変わっていって最終的に現在のポジションにいるのではないでしょうか．

プログラミングなんて始めてすらない人がどんなものが作れるかなんて想像もつきません．仮にドラクエみたいなゲームが作りたいと目標を設定しても初心者が作成できるレベルなのかわかるはずがありません．
遠すぎる目標はモチベの低下に繋がりますしね．

だから最初は留学・起業・プログラミングができたら「かっこいい」から始めてみるでも全然OKなんです．たとえそれが手段と目的が混同していてもすぐに変わるでしょう．

結論

以上が自分の考える「目的と手段がごっちゃでもいい理由」です．
まとめると以下の通りです．

• 何かに挑戦をする際の理由はなんでもいい

  • 一歩目を踏み出せてるのが偉い

• 経験することに価値がある

  • やらずに後悔するより全然いい

• 目的はどんどん変化する

  • どんなプロも最初は興味本位

仕事なら良いものを作るために意見をぶつけるのは理解できますが，日常会話において「目的が！手段が！」と相手を否定することはあまり良いことだとは思いません．

目標を設定することも大事ですが，そのせいで挑戦すらせずに挫折するのは大きな機会損失だし本末転倒だと思います．

みなさんはどう考えますか？