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元被児童虐待児がゆたぼんについて語ります


 どうも今日はあべしんです。この前、ゆたぼん君の卒業証書を破る動画を見てしまったんですよ。別に、ゆたぼん君がちゃんと自立して、信念のもとにそういう動画を撮っているなら何も言いません。

 でも、破った後に一瞬「やっちまったなー」みたいな顔をしてるんですよね。果たしてその行動は、本当に社会を変えたいって覚悟の上にある行動なのでしょうか。

 普通に生きていくうえで、善意で自分に贈られたプレゼントを無下にするのは悪い事です。そんな悪いことをしちゃったとき、周りの人は叱ってくれていますか?


俺が虐待されてた話


 僕は幼少期、あまり自分の親を悪者みたいに言いたくないんですが、親に精神的なネグレクトされていたので、ずっと寂しく過ごしていました。

 普通の家庭なら、子供が悪いことをしたら叱ってくれたりすると思うんですが、僕の場合気にも留めずに放置されていました。

 親が機嫌悪いときは八つ当たりみたいにキレられるんですが、僕の将来を想って叱られたっていう経験は全くありません。大人じゃなくてもう一人の子供って感じでした。

 大人になってから知ったんですけど、それって普通の家庭ではありえない事なんですよね。たまに自分の感情で怒ることもあると思うんですが、基本的に子供に怒るときはその子の将来を真剣に考えて怒ります。


 自分の親って自分の世界のすべてなので、親が自分の都合だけでワガママを何度もぶつけてくると、「これを聞いていたら自分の身が持たない」って本能が働いて、シャットアウトするようになるんですよね。聞いてるふりは上手になるんですけど。

ちなみにこれを発達心理学では内的作業モデルと呼んだりします。


大人になってから困る


 だから、先生とか近所の大人の人とか愛情をもって叱ってくれた時も、親と同じように「ハイハイ、うるさいうるさい」なんて思って聞いたフリだけするようになります。


 普通の子供は、何か悪いことをするたびに叱られて反省して、「愛情をもってこういうことをしてくれるんだ」って理解して大人になっていきます。
でも、俺みたいな子供にはそれがない。


 小さい頃は、「子供のすることだから」で許されるんですが、大人になる機会を逃して体だけ大人になると、周りの目も相応に厳しくなっていきます。


 僕はだんだん、「自分が普通じゃない」って理解するようになって、精神的におかしくなっていきました。丁度中学校辺りだったかもしれない。

 きちん病院で検査すると、境界性人格障害って病名がつけられました。


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 この白髪を見てほしいんですが、普通の24歳はこんなに生えてきません。「自分はまっとうな大人になれなかった」というストレスに悩まされ続けているせいでこんなに白髪が生えてきました。


 僕は、運よく18歳で、本気で社会とか親とかに叱られて、ようやくまともな人間に改心出来ました。

今ただただ思うのは、こんなに白髪を生やしながら悩まずに「小さいときに周りのまともな大人のいう事を聞いておけばよかった」という事だけです。自分が思っているよりも周りの大人は優しかったです。


さいごに


 別に僕は、自分一人の面倒を見る余裕しかないので、具体的に何かしてあげられるわけではないです。でも、少しでも何かが変わるきっかけになればいいなと思って動画にしました。

もちろん、ゆたぼん君の名前を利用したかった気持ちも半分ありますが、でも幸せになってほしいというのも本心です。


実は裏では仲良し家族で、動画は全部演出だったら別にいいんですけど。

いつもありがとうございます。