ゆるいヨガ哲学講座⑥ブラフマチャリア(離欲)欲とはほどよく付き合おう。
どうも。
ヨガ式習慣専門家のべっしーです(^^)
ゆるいヨガ哲学講座第6回目をお送りしていきますね!
今回のテーマは、ヤマのひとつであるブラフマチャリア(離欲)についてです。
欲を抑えようなんていうとなんか意識高い系で抵抗があると思われるかもしれませんね(笑)
今回の講座を学ぶことで欲とほどよい距離感で付き合えるようになり、本当にやりたいことにエネルギーを集中することができ成果を出せるようになりますよ。
それでは、さっそくいってみましょう♪
ブラフマチャリア(離欲)とは何か?
「欲を禁止したら人生がつまらなくなりそう。」
「別にお坊さんになりたいわけじゃないんだけども。」
という声が聞こえて来そうです(笑)
私たちには、沢山の欲がありますよね。
ざっとあげてみると
・食欲
・睡眠欲
・性欲
・金銭欲
・名声欲
等々。
もちろん、欲は生きていくために必要なものです。
ブラフマチャリアは禁欲ではなく、離欲。
欲に溺れずにほどよい距離感を保ちましょうという教えです。
ブラフマチャリア(離欲)をするとどうなるの?
ヨガの根本経典「ヨーガ・スートラ」にはブラフマチャリアについて次のように書かれています。
「ブラフマチャリアに徹する者は、精力を得る」
ブラフマチャリアを意識すると、様々な欲望を過剰にみたすために向いていた精神エネルギーが浪費されずに蓄えられていきます。
そのため、目標達成のために使えるようになり集中力が高まり目に見えた成果をだせるようになります。
何か達成したい目標があり、やることは明確になっているのに行動ができないなんてことありませんか?
ひょっとしたら、自発的に物事に取り組むために必要な精神エネルギーが枯渇しているのかもしれません。
「そんなもん根性でどうとでもなる!!」
と気合と根性と頑張りで短期的に乗り切れても、心身に多大な無理がかかり燃え尽きてしまいます。
過剰なストレスは、心身の健康を大きく損ないます。
私も経験がありますが、一度焼き切れてしまうと元に戻るまでに多くの時間がかかります。
欲とはほどよい距離で付き合うことで、精神エネルギーを蓄えていくのが心身にもやさしく賢いやり方ですね(^^)
次になぜ欲に溺れるとエネルギーが枯渇するのかについて解説していきます。
欲に溺れるとエネルギーが枯渇する
食欲を例にとってみると、そんなにお腹がすいていないのに食べたり、好物ばかり食べるのが欲に溺れた状態と言えます。
食べ過ぎると、眠くなって何もする気が起きなくなりますよね?
私もしょっちゅうそんな状態になっていました。
実は、消化には多くのエネルギーが使われています。
考えてみると、米や肉、ケーキなどの固形物が私達の活動エネルギーや血、骨、筋肉になるってすごいことですよね。
内臓さん達は全力で消化、吸収、代謝というお仕事をしてくれています。(代謝については別noteで詳しく解説しますね)
たまには内臓さんたちを意識にあげて労ってあげましょう。
つまり、「美味しいものをたらふく食べたい」という欲に溺れて食べ過ぎると、必要以上に体内に入った食物を消化するために、多大なエネルギーを使っているのです。
そして、もちろん脂肪もたっぷりと蓄えられてしまいますので身体を動かす機能も低下します。
まとめると、
・代謝酵素と消化に使うエネルギーの無駄遣い
・肥満による運動能力の低下
・ゆくゆくは生活習慣病になって健康をそこなう
これが、エネルギーの枯渇です。
結構恐ろしいですよね…。
ではどうすれば、良いのでしょうか?
欲はほどよく満たすと快適に過ごせる
身体はとても合理的にできていて、自然な状態であればいま必要なものがわかっています。
例えば、お腹がぐぅ~ってなるのは「そろそろエネルギー入れてね」というサインです。
この身体の求めに応じて食事をとると、必要な分だけが体内に入りエネルギーも蓄積され、理想体型になっていきますよ。
程よい空腹感が出てから食事をするという方法を数日試してみると、身体が驚くほど軽くなり頭も働きやすくなります。
「いや、私はいつもお腹が空いているから食べています、なのにどんどん太っていくんですが?」
と生徒さんに言われたことがありますが、これは脳の設定が狂ってしまっているのです。
食べるとしあわせな気持ちになって、なんだか満たされますよね?
脳は基本的に気持ちの良いことが好きなので、快楽を得るために食べ物を求めるようになっているのです。
本来身体に必要な量が10なのに、快楽のために25とか食べてしまいます。
その結果25が必要と脳では設定されてしまいます。
その余分な分を消化するために内臓さんたちは長時間残業にさらされ、限りある酵素が無駄遣いされ、あげくたっぷり脂肪と成人病を得ることができます。
実はこれはあなたが悪いのではなく、ストレスを感じやすい社会構造そのものにあります。
このことについては、説明すると長くなるので、別途noteで取り上げますが今の段階では、「食べすぎてしまうのはストレスのせい!」と覚えておいてください。
ということは、ストレスを解消すれば余分に食べ過ぎることがなくなり、ブラフマチャリアできるということですね。
ストレスの解消にはヨガの姿勢と呼吸が最適
ゆったりと呼吸をして、背骨がまっすぐな快適な姿勢でいると背骨まわりの中枢神経が整います。
その結果、臓器と脳などの間で必要な情報のフィードバックが適切になり、食欲などの生理的欲求が自然な状態で起こるよう調整されていきますよ。
また、姿勢と思考は密接に関わっています。
簡単に言うと良い姿勢だと元気になり自己肯定感がグンと引き上がり、目標に向かって行動できるようになります。
そして、ゆったりとした快適な呼吸が身につくと緊張がゆるんで、自律神経もととのいストレスが解消されます。
ここらへんのことは、実際にセッションで説明&体験してもらうとスッと理解できて人生が激変します。
いわゆるヨガのポーズはせずに、簡単な体操と呼吸法だけで導きますので運動したことがないかたでも安心して参加できますよ(^^)
また、完全マンツーマンですので、人の目が気になりませんし疑問点はその場で解消できます。
「noteを読んで申し込みました!」
とTwitterやなんらかの方法でDMをいただけましたら、お得な特典を差し上げます。
なんか気になるけど、どんなサービスなのか気になるという方も気軽に連絡くださいね(^^)
また、こちらの記事に基本的なやり方を書いていますで、よかったら参考にされてください。
離欲は少しづつ、リマインドが大切
何事も、いきなり厳しくするとかなりの確率で失敗します。
先ほど説明した通り、美味しい食べ物や嗜好品は脳レベルで依存になっていることが多いからですね。
「白砂糖は身体に良くないから、完全に絶ちなさい」
この、完全にがクセモノなのです。
完全に我慢するというのは、気合と根性と頑張りによるもの。
その成果は一時的なかりそめのものです。
リバウンドして「自分で決めたのにまた、守る事が出来なかった!」という体験を積み、自分を傷つけてしまいます。
なので、少しづつ、やってみましょう。
例えば、甘いものを毎日食べていたのを1日開けてみる。
姿勢を正し、ゆったりと呼吸しながら、本当に身体が欲しているのか観察してみる。
繊細に身体の状態や心の状態を感じるのに、ヨガの実践が役に立ちます。
欲とはほどよく付き合い、エネルギーを高めていきましょう(^^)
本日も穏やかな呼吸で良い一日をお過ごしください〜
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