ゆるいヨガ哲学講座11タパス(苦行)によって強靭な意志力を得る
突然のアクシデント、失恋、病気など人生には様々なツライ出来事が起こります。
あなたにも、思い出したくもないツライ出来事や経験があるはずですね。
もしこのツライ体験を、成長の糧に出来るとしたら?
どうも。
ヨガ式習慣専門家のべっしーです(^^)
ゆるいヨガ哲学講座11回目のテーマは、タパス(苦行)についてお伝えしますね!
「でた!苦行!!ツライのは嫌です!」
と思われたかもしれませんが、ただひたすらにツライ事に耐えよという教えではないので安心してくださいね(笑)
それでは、さっそくいってみましょう~
タパス(苦行)とは何か?
タパスとは苦行、修行という意味です。
苦行、修行と聞くと厳しい試練に頑張って耐えるという感じですが、タパスは違います。
頑張って耐えるとストレスがたまり心身にかなりの悪影響を及ぼし、長続きしません。(ストレスの弊害については後述しますね!)
タパスはリラックスしながらも、目の前にあることを、言い訳せずに楽しみながら取り組みます。
「ああ、これを乗り越えたら自分が成長するんだ!」と受け入れて楽しむことでツライことを成長の糧に変えてしまう教えです。
「そんなの無理!」
と思うかもしれませんが、ヨガを定期的に実践していれば気軽に何にでも取り組める心身が手にはいるので案外できちゃいます(笑)
タパス(苦行)に徹するとどうなるの?
ヨガの根本経典の「ヨーガ・スートラ」にはタパスに徹すると、
「タパス(修行・熱)により、身体と感覚の不浄が消え、超自然力が得られる。」
たとえば、甲子園に絶対出場するという「本当にやりたいこと」があって、仲間と一緒に楽しみながら全力で練習しているような状態ですね。
楽しく身体を動かしていたら、ストレスとか、嫌な思いがすっかり無くなったという経験はありませんか?
「ああ!!やりきった!!」
「ごちそうさまです!!」
「お休みなさい!!」
練習して、ご飯を美味しくいただいて、バタンキューですね(笑)
好きな事に熱中していたら、過去を振り返ってクヨクヨしたり、まだ起こってもいない事に不安を感じたりしなくなってきますよ(^^)
ストレスの弊害について
タパスと混同しやすい、「頑張る」ですが本当はやりたくないことに歯を食いしばって耐えている状態です。
当然ですが、嫌なことを長時間頑張って耐えようとすると、強すぎるストレスが心身にかかってしまい弊害しかありません。
このストレスが心身にどれだけ悪影響があるかについて解説すると、
ストレス発生→扁桃体が発火→視床下部から「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」→下垂体から「副腎皮質刺激ホルモン」が分泌される→副腎皮質刺激ホルモンによる副腎皮質への刺激→副腎皮質によるコルチゾールの分泌促進
という現象が怒っています。(覚えなくて大丈夫です(笑))
つまり、強いストレスを受けるとコルチゾールが大量に分泌されます。
このコルチゾールの作用は、
・心拍数や血圧が上昇
・血糖値が上がる
があり、目の前のストレスに対応するために身体を急激に活性化します。
一見、問題は無さそうに見えますが無理やり身体を活性化しているので心身に大きな負担がかかり疲弊してしまうことに。
また、コルチゾールが過度に分泌すると筋肉を溶かし基礎代謝を下げてしまい身体の機能が低下。
さらには、ストレスは"しあわせホルモン”と呼ばれる【セロトニン】の神経系を弱くしてしまいます。
その結果、幸福感を感じにくくなりさらにストレスに弱くなるという不幸のスパイラルに…。
ストレスの弊害についてはまだまだありますが、このくらいにしておきますね(笑)
とにかく、過度なストレスは思っているよりヤバい!と認識しましょう。
いままで、いろんな方法を試してきましたがストレス解消にはやっぱりヨガの呼吸法が一番ですね。
現在、ストレス解消に特化したヨガの呼吸法をお伝えし、習慣化するまで継続サポートするプログラムを開発中です。(続けられないというお悩みが一番多いですね。)
ご興味のある方は、感想などをご提出いただく形でモニター価格での参加できます。
サポートの都合もあるので先着3名様とさせていただきます(^^)
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タパス(苦行)の実践方法(基礎編)
タパスを行う大前提として、「本当に達成したい人生の目標」があると望ましいです。
が、「そんなのわからんないよ!」
という声が聞こえてきましたので、今回は悪習慣を断つことにタパスを使ってみましょう。
たとえば、2度寝、3度寝を辞めたい場合。
ステップ① 2度寝、3度寝を辞めたい理由を明確にする。「早く起きた時間で呼吸法を実践してストレスを無くしたい。」等
ステップ② 「起きるのがツライと思ったら、はい!タパス!」と自分に楽しく喝を入れる。
ステップ③ その時の感情を"可愛い飼い犬をみているかのように”観察する。
ステップ④ 無事起きれたらご自身を褒めまくる。また寝ちゃっても自分を責めないのが大切。
最初はとってもツライと思います。
やろうと決めた初日が一番キツイのです。
「まだ、寝ていたい…。タパス!」
と喝を入れてみましょう。
次に、ツライと感じている自分を、まるで飼い犬をみるように観察します。
「決めた初日から辞めたがっている(笑)」
「まあ、ちょっとでもいいからやってみようよ」
「なんなら、2度寝まではギリギリ許容範囲よ?」
「今日は3度寝しなければ、合格!」
こうして、スモールステップで、すこしづつ意志力を強くしていきましょう。
タパスを継続すると、やり通す意志力が身につく
苦痛に気づいた瞬間にタパスの教えを思い出しましょう。
「わかっちゃいるけど、辞められない」悪習慣を一つづつ断っていきましょう。
悪習慣の弊害とストレスの関係についてはこちらのnoteにも詳しく書いてありますので参考にされてください(^^)
最初は小さなことで、いいのです。
ツライと感じたら、これは鍛錬だと思って一度受け止めてみましょう。
この一度受けて止めてみるという心が大切です。
そして、心を観察しましょう。
私の経験上怠惰から来る、ツライはタパスで克服できます。
もちろん、本当に理不尽でどうにもならない事も起こります。
その時は、全力で逃げましょう。
頑張り過ぎて、ガチガチに緊張した状態で耐えていたら、心身が壊れてしまいます。
そして、タパスなのか我慢なのかを見極めるためにも、
いつも快適な姿勢で、ゆったり呼吸で落ち着いていましょう。
ヨガの快適な姿勢と呼吸はストレスそのものに対する抵抗力も強くなりますし、解消することもできます。
今日もゆったりとした呼吸で、穏やかな1日を!
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