最近の記事

いよいよ仕事復帰!

お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第30話(最終話)~ 手術後、約1ヶ月半の間、自宅療養をしていたが、いよいよ明日から仕事に復帰する。 過ぎてみるとあっという間なようにも感じるけれど…いや、でもまぁここまで長かったこと! ○体のこと 手術直後は、圧倒的に体が変化してしまって、もう以前の自分には戻れないように感じていた。 自分の体なのに自分で自由にならないようなもどかしさ。 お腹の中身はふわふわしてい

    • 術後1ヶ月

      お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第29話~ 早いもので、手術を受けてからもう1ヶ月経った。 今の状況を記録しておく。 ○お腹の傷のこと 「退院後初受診のあとから傷あとケアのテープを貼り始めたい」と以前書いたが、その後、日常生活でよく動くようになり、傷が引っ張られていると感じる機会が増えたため、初回受診日まで待てず… 実は術後2週間過ぎ辺りから、傷あとケアのテープを貼り始めている。 私が買った傷あ

      • 突然のブルー

        お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第28話~ 子宮全摘手術を受けると、手術後はホルモンバランスの乱れや喪失感から精神的に落ち込む女性が多いと聞いていた。 でも私は意外と平気。 卵巣は残せていることが大きいのかなと思ったし、このように考えや気持ちを自分の中に留めず、書くことで放出できていることも役立っていると感じていた。 ところが! 手術後20日目にそれは突然やって来た! 気持ちの落ち込み…。 ブル

        • 退院後初受診

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第27話~ 今日午前中、退院後初の受診日だった。 摘出した臓器とその付属物の検査結果は悪性のものではなく、良性の筋腫と確定。 実は、あまりに急成長し、あまりにも巨大だったため、悪性のものの可能性あり、と手術前から言われてた。 でも自分の感覚では悪性ではないと思っていたので、特にそこはクローズアップせずに過ごしてきたけれど。 悩んだところで結果は変わらないならば、結果出

        いよいよ仕事復帰!

          今できることを

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第26話~ 本格的な運動はまだダメと言われている術後2週間目だけれど、自分としてはもう少し動いてみたい。 腹筋は手術で1回切れちゃってるわけだけれど、それが原因と言うよりは、お腹の傷にビクビクして腹筋の使い方を忘れ、お腹に力が入れられない。 使わずにいるとますます忘れて、取り返しがつかなくなりそうで怖い。 調べたら、都内には術後の筋肉回復専門の理学療法の教室もあるらし

          今できることを

          術後2週間

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第25話~ 明日で手術してから2週間が経つ。 今の様子を記録しておきたい。 お腹の傷 お腹の傷の痛みは、もうだいぶ良い。 体をねじったりも、以前と同じにまではまだまだだが、だいぶできるようになってきた。 背筋をピンと完全に伸ばすのはまだ不安。 お腹を庇って、何となく背中が曲がりがち。 なにげに腰に負担がかかっていると思うので、意識して、なるべく背中をそ~っと

          術後2週間

          夫人との対面

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第24話~ 手術当日 手術当日、家族は1人だけ待機するように言われた。 感染症防止のため、1人より多くはダメ。 しかし、何か緊急で親族に確認を取らねばならない時のために1人は病院にいてくださいと。 手術時間は通常3時間くらい。私の場合は摘出する子宮が大きいため、それより少しかかるかも?と言われていた。 そして、その前後の処置等も含めると、全部で5~6時間、家族は

          夫人との対面

          初シャワー

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第23話~ 手術後3日目の朝、病院の朝ごはんを食べている最中、担当医に処置室へ来るように呼ばれた。 「え、食べてる今ですか?」 と聞いたら 「そう、今」 と。 それまで、何をするにも病室のベッド上でだったから、その時初めて、その病棟に処置室なるものがあることを知った。 処置室へ入ると寝台とエコーの機械。 寝台に横になるように言われ、横たわる。 エコーのプローブにジ

          初シャワー

          できるようになる喜び

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。 ~第22話~ 長く感じた入院生活も終わり、もう退院して自宅療養に入っている。 あ、これ書き留めておきたいな、と思っても、書かずにいたら忘れてしまったこともいくつかある。 思い出しながら、これからもボチボチ書いていきたい。 手術後、翌日お昼頃にはトイレまで看護師さんと一緒に歩け、午後には尿カテーテルと尿管ステントが抜かれた。 その後はどんどん歩いた方が良いと言われ、私

          できるようになる喜び

          恐怖回避の覚書

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録します。 ~第21話~ 第17話で、手術の麻酔をかける時に、呼吸ができなくて恐怖を味わった話を書いた。 ↓詳しくはこちら↓ これは麻酔剤と一緒に筋弛緩剤も投与されて、麻酔剤が効くより先に筋弛緩剤が効いたためだと思われる。 この時の恐怖はかなり大きなものだった。 術後も気管内挿管の後の喉の違和感とあいまって、1日以上麻酔剤か筋弛緩剤の残り香のようなものが喉に残っていた。 手術後も

          恐怖回避の覚書

          赤い月光に揺れる

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録します。 ~第20話~ さて、いよいよ非常にデリケートな話を書いてみようと思う。 傷問題 私がこの手術を受けるに当たり、一番嫌だったのが、お腹に傷ができることだった。 我ながら良いお腹の皮膚だったのだ。 1枚皮の、ランドセルにだってできそうな艶のある良い皮膚で。 私は母も過去に同じ手術を受けていたから、子供の時からこの手術でどんな手術痕が残るのかを知っていた。 母のようにお腹

          赤い月光に揺れる

          暴発

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録します。 手術翌日の夜…。 ~第19話~ 手術後の早期離床も無事にでき、ヨロヨロと何かに掴まりながらだけれど、歩けるようになった。 自分が手に取りたいものを誰に頼むこともなく自ら手に取れる。 開けっ放しの水のペットボトル、落下細菌が気になるからフタをしたいけれど、そんなことでナースコールできない…。 時計を見たい。そこの引き出しに入ってるんだけど…。 等々、離床前は小さなストレス

          オペ後の目覚め

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。 子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録します。 いよいよ手術その後…。 ~第18話~ 「BECOさーん、手術終わりましたよー」 と肩を叩かれて目覚めた。 目覚める直前、夢を見ていて、その夢が快適だった感覚があり、すぐまた夢に戻りたい!と思った。 恐れていた気管内挿管の抜去は本当に一瞬で、私もまだ朦朧としていたのであまり意識せずに済んだ。 オムツをされたのがわかる。 喉の辺りには麻酔の残り香なのか、あの麻酔かかり始めの

          オペ後の目覚め

          いざオペ台へ

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫を取るため、子宮全摘手術へ向けて、日々の徒然を記録します。 いよいよ手術です! ~第17話~ オペ前日 前日に入院し、意外とすることもなく、まったりと過ごしてた。 個室を希望したけど、空きがなくて4人部屋に。 4人部屋だから周りが気になって、ソワソワしがちなオペ前は、かえって気が紛れて4人部屋で良かったかも、なんて思った。 向かいの人がいびきかいてたり、隣の人が独り言言ったりもするけど、わりとみなさんおとなしめ。 前処置は 浣腸も下

          いざオペ台へ

          いよいよ迫る!

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫を取るため、子宮全摘手術へ向けて、日々の徒然を記録します。 ~第16話~ いよいよ明日が入院だ。 今日は病院へ行き、入院前に感染症にかかっていないか、PCR検査によるチェックを受けた。 PCR検査 前回11月に入院した時に、入院が決まったら即PCR検査を受けた。 その時は緊急入院だったから、処置室のベッドに横になったまま受けた。 今までになく奥まで綿棒を突っ込まれた。 奥まで過ぎて、溶連菌やインフルエンザといった、鼻咽頭ぬぐう系の検査

          いよいよ迫る!

          貯まらない話 ~手術への道のり⑥~

          お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫を取るため、子宮全摘手術へ向けて、日々の徒然を記録します。 ~第15話~ ここへ来て職場がとても忙しくなってしまっているのに、私はこの2日間、体調不良で休んでしまった。 第14話でその日の一部を書いたが、先日の丸1日かけての診察&処置の負担が私には大きかった。 ↓第14話はこちら↓ 特に貯血。 大きな手術になりそうで、輸血の必要に備えてあらかじめ自分の血液を貯めておこうというもの。 自己

          貯まらない話 ~手術への道のり⑥~