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Gaudiyの世界観・価値観を知るために読んでほしい書籍"3選"

こんにちは。Web3領域のファンコミュニティサービスを提供するスタートアップ、GaudiyでHRを担当している安部(@abe_motivator)と言います。

2022年になり、続々と仲間が増えています。最高です。そして、新しいメンバーからは高確率で「入社前に読んでおいた方がいい書籍はありますか?」と聞かれます。HRとしては入社前から意識高く情報収集しようと思ってくれているだけでとても嬉しい気持ちです。なので、そういった方々に「まずはこれを読んでください!」というおすすめ書籍をまとめてみました!

そして、どうせなら内定者だけではなく、少しでもGaudiyに興味を持ってくれている方々にも、我々の思想や参考にしている考え方をシェアしたいと思いこのnoteを書いています。

自分で言うのもおこがましいですが、Gaudiyのメンバーは学習欲が高い人が多いことに加え、クレドの一つに”超守”というものがあるので、参考にしている/取り入れている書籍はたくさんあります。今回はその中でも、特に読んでもらいたい必読書3選をご紹介します。

行動探求―個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ

まず1冊目はこちらの書籍です。Gaudiyのクレド(行動規範)である「Gaudiy STYLE ver1.0」には、16個の項目が策定されており、そのうちの1つに「「行動探究」の意識レベルを上げよう」という項目があります。

ところで、行動探求という言葉、皆さんは聞いたことはありますか?

あまり聞き馴染みのない言葉だと思いますので、簡単に説明すると、人の変容を促して行動の幅と効果を広げ、チームや組織を「学習する組織」へと導くための探求手法のことです。行動探究では、人には7つの行動論理があると言われており、成長とともに発達していくものと考えられています。

■個人の行動論理と特徴

▼機会獲得型
短期的な視野、フィードバックを拒む、他社を利用とする、他者を罰する、規則に抵抗する

▼外交官型
争いを回避する、慣習に従う、事故の欲求を抑圧する、正解or不正解という二択、当たり障りのない発言を拒む

▼専門家型
データに基づいた問題解決を好む、効率を優先する、利害で価値判断をする、成果を挙げて注目を浴びたい

▼達成者型
長期的な目標を掲げる、他社との相互性を求める、達成にこだわる、自分の陰の部分に無自覚、時間に追われがち

▼再定義型
不確実性の存在を認知、フィードバックを追求、相違や変化に魅力を感じる、しばしば一匹狼、文脈に照らしてものをみる。

▼変容者型
プロセス・ゴールを共に重視、システム思考、多様な役割を楽しむ、自分の特徴や陰の部分を自覚、歴史的にものをみる。

▼アルケミスト型
場で起こる挙動に敏感、パラダイムを揺さぶる、矛盾を内包する、芸術的・隠喩的に状況を捉える。

引用元:https://www.change-agent.jp/learningorganization/actioninq/actioninqdetail.html

Gaudiyでは、この発達段階の最高レベルである「アルケミスト型」をめざして、スキルも人格も高めていこうという考え方を大切にしています。せっかくなので、「「行動探究」の意識レベルを上げよう」というクレドの詳細をご紹介すると、下記のような内容になっています。

・行動探究の最高のレベル「アルケミスト型」を目指す(下記図参照)
・仕事の能力だけでなく、人格を高めていく努力を継続する。
・「人は変われる」ことを信じ、固定マインドセットから成長マインドセットに変えていく。

アルケミスト型
引用元:https://www.change-agent.jp/learningorganization/actioninq/actioninqdetail.html 

■メンバーからのひと言
行動探究では、個人間、組織内でのリーダシップを発揮して適切な行動をするために、継続的かつ可能な限り即時的に振り返りと行動を起こすことが大切であると説いています。

複雑なドメインの中でプロダクトを作っていく中で、不確実性が高く、変化の多いGaudiyにおいてどのようなマインドで行動すると良いかのヒントになります。

フロントエンドエンジニア・鈴木(@r34b26

なめらかな社会とその敵

2冊目はこちらの書籍です。学問的で、メンバーから見ても少し難しい内容ではあるのですが、「ファン国家」という新しい経済圏づくりを目指すGaudiyの世界観が伝わる一冊になります。

本書は、社会構造を「核(中枢による全体制御)」と「膜(内外の区別)」という生物学的起源に遡る視点で捉えたものです。資本主義社会では、核を膜で囲うことで優位性を保ってきましたが、新しい社会システムである「なめらかな社会」では膜による分断をせず、核を共有し、ネットワークで繋がることが大事だと論じられています。

最初は僕も「ム……ムズッ!!!」となりましたが、実はGaudiyが目指す「ファン国家」の思想は、この「なめらかな社会」の思想ととても親和性があります。

IP(知的財産コンテンツ)の権利を囲うのではなく、ファンの応援・創作活動をしやすくすることでIPの価値が高まる。その活動が、適切に評価・還元される仕組みをつくることで、ファンもまた報われる。そのような、自律分散的でなめらかな社会をつくりたいと思っています。

自律分散的な「ファン経済圏」についてはこちらの石川のnoteもぜひ読んでみてください!

人々が本来持っているイノベーティブでクリエイティブな力を解放することで、共に時代を進めていきたいという、Gaudiyのミッション理解にも役立ちますので、詳しくはぜひ読んでみていただけたらと思います。

■メンバーからのひと言
僕たちはファン主体の新しい経済圏(ファン国家)の実現を目指していますが、その実現にはファンの方々が、しがらみなく"推し活"ができるなど、なめらかさが必要になってきます。

この本では、スケールは大きいですが、社会ないし国家をなめらかにするために、構成する要素である、貨幣・投票・社会契約などの仕組みのアップデートを実践的に問いています。特に貨幣のアップデートとして登場する「投資伝播貨幣PICSY」など、ブロックチェーンの仕組みや思想にも似たものがあり、ヒントやとても刺激を受けるものでした。

フロントエンドエンジニア・永井(@sho0910K

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

3冊目はこちら。著者の広木さんをご存知の方は多いのではないでしょうか。Twitterも非常に勉強になるのでぜひフォローしてみてください。

僕自身エンジニアではありませんが、エンジニアじゃなくてもぜひ読んでほしい。いやむしろ、エンジニアじゃない人の方が読むべきだと思っています。コミュニケーションに失敗した経験や、思い通りにプロジェクトが進まなかった経験は誰しもが当事者としてぶつかったことのある壁だと思いますが、その理由が分かりやすくまとめられています。

そして、Gaudiyではアジャイルなチームの原理を取り入れていますので、この1冊でチーム作りにおける弊社の思想をほぼ知れるといっても過言ではないと思っています。入社後に何度読み返しても気付きや反省を得られる必読書なので、本当におすすめです。

Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」というミッションの通り未来志向であり、なおかつWeb3.0という新しい領域でチャレンジしています。

そのため、先が見えない「不確実性」に向き合い「力」に変える必要があります。この本では「不確実性」に対するスタンスや向き合い方を紹介してくれています。

デザイナー・椎橋(@jirosh1998)

さいごに

簡単な解説や、Gaudiyの思想に紐づく部分の説明を交えながらでしたが、いかがでしたでしょうか?実際に手に取っていただくとわかるのですが、それぞれ非常にボリューム感のある書籍になるので、まずは気になる1冊を読んでいただければと思います(僕は全部読むのにめちゃくちゃ時間かかりましたw)

Gaudiyでは組織全体で輪読会などを実施して、こういった今後取り入れたい思想やTipsについて述べられている書籍についての認識を合わせています。ぜひ皆さんも読んだ感想をシェアしていただけると嬉しいです。

最後に宣伝になってしまいますが、Gaudiyでは採用を強化中なので、もし今回のおすすめ書籍を通してGaudiyの目指す世界観や大切にしている価値観などに共感していただいた場合は、いつでもDMやメールをください(安部個人でも、会社にでもどちらでもOKです)

採用ページはこちら↓

採用とかいいから、ゆるっと話しようぜという方はMeetyでお願いしますw
(育児とか関係なく大丈夫です)


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