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まずは社員番号と常にセットで扱う

さて、今回は、昨今のデジタル化で重要となる「数字化(ナンバリング)」に関して話題提供しています。

仕事柄、色々なクライアントの社内データを拝見させて頂きます。

「デジタル化がスムーズに行えている」と感じるクライアントと、「デジタル化を進めるのは難しいな」と感じるクライアントがあります。

つまり、社内データを拝見することで、「会社のITリテラシー」の高い・低いが、ある程度、判断できると感じています。

「社員番号から何が分かる?」でお話ししたように、その判断できるのが「社員番号」。この「社員番号」を見ると、その会社のITリテラシーが分かります。

一つは、社員番号の「つけ方」

つまり、社員番号は社員を「数字化」することですが、社員を「数字化」する際に、どの要素を持ち、何桁で表現するか?

ここに、「会社のITリテラシー」が現れてきます。

もう一つは、社員番号の「扱い方」

あなたの会社では、社員名と「社員番号」とセットで管理していますか?
そして、社員一覧をデータ出力する時、「社員番号」を一緒に出力していますか?

あるクライアントは、システムを一新するために、社員番号を振り直されました。

新しい社員番号を拝見した時、「あぁ~。ひと言、相談して頂ければ…」と思ったのですが、それは、後から振り返れば、ある意味、当然の結果でした。

それはどういう事かと言うと、そのクライアントは、人事関係の打合せで提示する資料には「社員名」と「社員番号」が一緒に記載されていなかったのです(別で打合せ資料のデジタルデータを頂くのですが、データ一覧に社員番号欄がない)。

「社員名」と「社員番号」を常にセットで扱えているかどうか?

これは、会社が「数字化」を意識し、各担当者にも浸透している、ということの現れです。

ここに、「会社のITリテラシー」が端的に現れます。

「魂は細部に宿る」と言われるように

たかが「社員番号」
されど「社員番号」

「社員番号」一つとっても、かなり奥が深いと感じています。

あなたの会社では、人事データを扱う時、社員名と社員番号を常にセットで扱っていますか?

会社のデジタル化を円滑に進めるために、「社内全体で『数字』を意識する」。是非、ここから始めてみてください。

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