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「感じきる、味わいきる」自分の中で分かるものが1番大事だなと

小さい頃は、ぬいぐるみにも、人間と同じような感情があると信じていて、ぬいぐるみが笑ってたり怒ってたり、そんな風に感じてますよね。
そして、それを大人に言うと、「ほんとだね!」と話を聞いてもらった経験があるんじゃないかと思います。

大人も、子どもがいたずらしちゃったときに、「ぬいぐるみさんが悲しむよ」って言ったりしますし、そんな子どもたちの時代を一緒に楽しんできた記憶も多くの人があると思います。

でも、いつからか、自分の中にあるぬいぐるみたちとの世界を、周りの大人たちは、否定します。「いつまでもそんなこと信じて!」って。
うちの娘も長いことサンタさんを信じてきましたが、近所のお母さんが、「教えてあげないなんてかわいそう」と言いました。

忙しい現実や、点数をつけられてしまうこと、便利だからこその不便さ、どこにも余白を持てないというか、余白を堂々と持っていたら、その時間に何かできるはず、という感覚にさえなっていて、自分の中から湧き出てくる気持ち、感覚を知らないまま生きているような気さえもしてしまいます。

それって、極端にいえば、効率だけを求めて、非効率なことがないロボットと同じなんじゃないかって思います。だからAIに仕事がとって変わられるという話になってくるのではないかと思います。

同じことが出来るのがロボットであり、独自なことはロボットにはできません。人がそれぞれに感じる感覚や想いは全部独自なはず。
自分の中にある信じているものや想いは、その人独自であって、誰からも否定されるものじゃないし、それを知ることが生きやすさとつながってくるのかもと、最近思います。

でも、今自分がどんな風に感じてるのか、そんな問いを立てると、なかなか答えが見つからなかったり難しく感じます。ずっとずっと、〇や✖を付けられ、自分の信じているものを人から否定されてしまっていると、何がほんとかも分からないまま過ごしている人も多いと思います。

なのに、想像力が大事とか、その人らしさとか色々言われてます。
大事ですよね、人が人として、その人が持ってるものを大事に生きていくこと。

だからこそ、まず自分がどんな風に感じているのかを、自分に嘘をつかずに感じてみることから始めたいと思います。
最初は感じることすら難しいんですけど、「ほんとに?」と問い続けて自分をどんどん知っていくといいんだと思います。

身体も同じだなと思います。今の状態を偽りなく感じる。そうすると、自分でいられる。
自分を味わい、感じていくことを誰もが出来たらいいなと思います。

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