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Focus on STRETCH PLEATS@21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 -アートな服,の探究

 某日。その案内を見つけたのは、目的地に向かう駅の出口を間違ったからだ。

 2000年に立ち上がったme ISSEY MIYAKE。プリーツプリーズとあわせて、わたしはファンだ。思わず足が向いた。

 じつはこの日、まさにこの色のmeを着ていて、そのまま入るのに逡巡したが、カメラも持っていたので入ってみた。「偶然通りがかったんです」と、余計なことを口走ってしまった。

 ISSAY MIYAKEでは、店舗でも上質の展示を行っている。一枚の布、という原点がわかるし、仕上がりはやはり、数多のファストファッションが追随したプリーツ服との違いとおおいに違う。

 会場には、一着ごとの服ににプリーツを施す「プリーツマシン」の音が鳴り響く。写真パネルもあった(下)。

 銀座の店舗でも響いていた懐かしい音だ。


「STRETCH PLEATSのサイズを変えて観察する」

 meのSTRETCH PLEATSは、縦と横に施された細かいプリーツが特徴で、STRETCH PLEATSはサイズ変更が可能だ。そのプロセスが展示されていた。


「ひとつの構造」の模型

 「1枚の布」から、プリーツへの展開を示す展示も。


「多様な『ひとつの構造』を観察する」

 模型を観ると、さらに、1枚の布(紙)の展開がこんなにもバラエティ豊かだったということを実感する。

「衣服そのものを観察する」

 meの魅力は、そのカラーバリエーションだ。

 プリーツプリーズも、meも、アートを纏う心地よさがある。リユース市場での価値が一定を保ち、近年では上がってさえいるブランド価値の保全もすごいことだ。

 そして、いつも新しい。



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