teamLabBotanical@長居公園(大阪)。
10月末に予定していたのだけど、12月に予定変更に。オンライン予約は3回まで変更可能。
最寄り駅は、御堂筋線の長居駅。
立地をあまりわかっておらず、京都から訪ねた。迷いながら、片道2時間近くを費やす長旅に。
印象に残った作品を中心に。
ツバキ園の呼応する小宇宙 - 固形化された光の色
思わず触れてみたくなる、卵型の物体。時間とともに色を変える。
やさしく触るのはOK、とのことで、ころんと転がしてみる。起き上がりこぼしのような感触。愛らしい。
森をさまよっていると、だんだん、生き物のように見てくるところがふしぎだ。振り向くと、じっと見つめられているような。
大池に浮遊する呼応するランプ - 曖昧な色
会場はほぼ真っ暗なので、案内表示が助かる。
水面に浮かぶ灯りに近づいてみる。
自律しているランプたちが集まることで、それは集団として一体化しているように見える。
儚い灯り。水面への映り込みも含めて作品のように感じられる。
自立しつつも呼応する生命の森 - ユーカリ
ユーカリの森に、転がっているかのような大きな球体。
さきほどの卵型の球体よりも大きく、軽そうだ。
同じように、積極的に触れることで、自分も作品に影響を及ぼしていく。
風の中の散逸する鳥の彫刻群
本作の前で、最も長い時間を過ごした。
見たところはゴッホの絵画のようでありながら、じつは鳥の飛行に影響された作品。
それがわかると、この渦巻の中に、鳥の姿を想像してしまう。
この夜は、あとで友人に呆れられたくらいの冷え込みで、
たしかにとても寒かったのだけど、
寒空の下、鳥たちは活発に飛び回っていたようだ。
「存在の輪郭」
最後に、teamLabBotanicalのコンセプトを。
自然とデジタルアートの、どちらかがなくなるとどちらも生存しえなくなる「縛り」。そうした緻密な積み上げから成っているからこそ、来場者が感じることのできる深み。
閉じた空間とはまた違ったオープンスペースで、呼応する作品世界の一部にみずから成ることのうれしさ、喜びとともに。