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旅,写真

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#カメラのたのしみ方

【写真】モエレ沼公園,晩秋 Day2-モエレ山から駆け降りる

 11月初旬、モエレ沼公園@札幌を訪ねる短い旅。その2日目。 モエレ沼公園、快晴  この日の朝は、快晴。  新千歳空港に向かう前に、立ち寄った。  ガラスのピラミッドで、軽く休憩したあと、  モエレ沼に登る。 モエレ山とは(おさらい) 朝のモエレ山 山頂へ  一直線に登ることもできるのだけど、上記説明のとおり、5ルートあるうちの、石段ルートのひとつを、ゆったりと進む。  振り返るたびに、地上が遠くなるのが楽しい。  ふもとからの高さ52mとはいえ、実際の感

【写真】モエレ沼公園,晩秋 Day1-霧雨,陽光,虹

 11月初旬、モエレ沼公園@札幌。 10月に訪ねた際には、紅葉がはじまったばかりで  秋の風景を観たかったから。それだけのために、足を運んでみた。 プレイマウンテン -虹と出逢う  その日の天気は、午前中は雨。バスの乗車時間はずっと雨で、降車後は、小雨がぱらついていた。風もあって雲の動きは速く、時折、太陽が少しだけ顔を出した。  荷物をロッカーに預け、まずは、前回も訪れたプレイマウンテン方面を目指す。  登り始めたら風雨がいきなり激しくなり、どのみち雨を防ぐ場所

モエレ沼公園③【写真】[ガラスのピラミッド] -イサム・ノグチ

 6月、札幌。イサム・ノグチの壮大な作品、モエレ沼公園。  今日はこの公園のシンボル的な存在、ガラスのピラミッドを。 青空に映える透明なピラミッド  バス停「モエレ沼公園東口」と第一駐車場側から近づいていくと、モエレ沼越しに、こんなふうにピラミッドは現れる。  強い風が吹き、木々が揺れる。  初夏の緑の向こうにそびえるガラスのピラミッドは、青空の下でひたすら爽やかだ。  中に入ってみる。 陽光が射しこむHIDAMARI(陽だまり)  ピラミッドの名前は、HID

【写真】睦月,直島①:「赤かぼちゃ」修復中、黄色い「南瓜」と過ごす午後

 高松港発、直島(宮浦)。すっかりいつものコース、往復990円。 ■一斉休館、直島行は閑散  この1週間、ベネッセアートサイト直島のアート施設は、ほぼ一斉にメンテナンスに入る。完全なオフシーズンの2月は、休館日に気を付けていたのだけど、1月は年末年始のところしか注意していなかった。  高松への移動中にInstagramを久しぶりに見て、「しまった」と。これはわたしの、完全な不注意。  12月~3月までは、国の制度に乗っかる形で、月に1度ずつ、高松滞在→直島ほかの島々へ

【写真】長崎港 産業革命遺産クルーズ

 2022年3月はじまりの私的な旅の1年の、とりあえずの締めくくりで長崎に来た。到着したこの日は長崎港を巡る、夕方のヘリテージクルーズへ。  参加人数の関係で、通常の帆船タイプの船ではなく  小型船で。同じ船で2日後に軍艦島に渡ることになる。  乗客は10人ほど。結果的に自由に動き回って撮影することができた。 明治日本の産業革命遺産を巡る  参加したクルーズでは、「明治日本の産業革命遺産」をいくつか望むことができる。 ジャイアント・カンチレバークレーン  長崎港

【写真】犬島 近代化産業遺産群を中心に

 冬季は閉館となる犬島精錬所美術館。開館をまちこがれ、3月になったので出かけてみた(開館は土・日・月のみ)。 犬島への道程 高松-直島-犬島  犬島へは、岡山県の宝伝港からが最も近い。ただ、フェリー乗り場までの交通アクセス等を考えると、高松から直島を経由して渡るのが現実的だ。  高松港、午前10時過ぎ。直島行のフェリーが入港。  運賃は往復で990円。 直島港で小型船に乗り換え  1時間の航海で直島(宮浦)港に到着。  小型船の切符を買う。片道1880円(往復割引は

【写真】直島02:直島-高松 船上,サンセット(2023年2月撮影)

 今日から連日、同じ路線に乗るのだけど、そしてほぼ快晴が続く予報なのだけど、2月撮影の直島(宮浦港)-高松行フェリー最終便からの夕景を。  下記からの景色の続きだ。  日没を迎える前の、陽の最後の輝き。宮浦港。  草間彌生の水玉模様が描かれた「なおしま」に乗り込む。 おおづち島と並ぶ夕陽  まるで歩いて渡れそうな穏やかな水面。フェリーは、静かな海を進んでいく。  さきほどの写真でも登場していた、三角形の島、おおづち島。夕陽に隣り合って並ぶ。 人々の影、美しいシルエ

【写真】直島01:地中美術館からの帰り路(2023年2月撮影)

ほぼ毎月訪ね、早くも1年  瀬戸内海の直島に(ちょうど時期的に、ワーケーションにもかこつけて)都内から月に1回は訪ねるようになってから1年。  3月7日で地中美術館の年パスの期限が切れるので、(自分にとっては記念の)その日に訪ねて、同美術館は一度卒業しようと思う。ただ、つい高松までの飛行機と宿の予約は入れてしまうので、2023も直島の四季を愉しみ続けると思う。  直島を含む島々を訪ね、1年で、かなりの枚数の写真を撮った。10月にカメラとレンズのスペックを上げてからは、な

男木島灯台,水仙の季節

 瀬戸内海の男木島(おぎじま)。直近では、2022年の年末に訪れた。  主に、瀬戸内国際芸術祭2022の開催地として、アートを観に行っていたのだけど、島の北端に水仙の群生地があり、2月が見ごろだと知った。 高松港から40分の旅  高松港を小さなフェリーで出て、40分。鬼ヶ島伝説のある女木島(めぎじま)を経由して、男木島に渡る。  急勾配の山に、民家が密集している。下の写真でいえば、その家々を越えた先、画面左側奥をずっと進んだ先に灯台があり、その周辺に水仙が咲くという。

【写真】睦月,直島② パブリックアートと海,空,雲,

 2023年1月の直島の旅。施設全面メンテナンス期間中に訪れてしまったのだけど、ひとけのない島で、珍しい経験ができたのは書いた通り。 ■高松港10:14発フェリー  ただ、旅程は短縮し(また2月に来ます)、この日は滞在さいごの日。手が届きそうなふわふわの白い雲が立ち込める高松港、10:14発。  船はもちろんすいていて、デッキもほぼわたしひとり。空を見上げると、鳥たちが美しい列を作りながら飛び去って行った。  どう見ても曇りなのだけど、予報では晴れ間もあるという。船が

【写真】新春,東京タワー 凛々しく怪しいその美しさ

 東京タワー。  わたしにとっての東京タワーは、下の写真のように、風景のなかにその存在を探すイメージだ(六本木ヒルズのスカイデッキから撮影)。   年明け2日。お天気のよさに惹かれて、東京タワー付近に出かけてみた。地下鉄でいうと都営大江戸線の赤羽橋駅~大門駅のあたりだ。 ■エロスも感じる美しさ  日没とともに点灯。三が日のライトアップは、電球をちりばめたインフィニティ・ダイヤモンドヴェール。  坂をのぼって近づいてみる。混雑とまではいかなくても、大勢の人がいる。

【写真】快晴,東京. その17 潮風公園 -壮大な影絵劇-

 台場の西側に夕陽を観にいっている。青海ふ頭、東京国際クルーズターミナルときて、この日はその北側の潮風公園へ。 ■潮風公園のサンセット  この日も新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」からスタートする。  潮風公園。この日も、人影はまばら。  対岸に沈む夕陽。 ■壮大な富士山の影絵劇  夕陽が沈んだあと、風景は一挙に平面的になり、まるで「影絵」のように変わっていく。  富士山のシルエットは、その影を次第にくっきりとさせる。  あたりにはだれもおらず、

【写真】快晴,東京. その13 薄暮,レインボーブリッジから

 空から舞い降りてきた巨人のような雲が、強い風にゆらゆら漂う午後、  再び、お台場海浜公園。風は、強さを増している。 ■おだいばビーチ→台場公園へ  おだいばビーチを通り、まず台場公園に向かう。寒さと風のせいか、あたりに人の姿のあまりない。  幕末の黒船来襲に備えて設置された2台の砲台跡が、西日を受けて静かにたたずむ。  傾いていく陽はその明るさを増している。 ■レインボーブリッジ、夕暮れ  来た道を戻り、レインボーブリッジのサウスルートへ。  風邪はやまず、

【写真】快晴,東京. その12 日没,SKY DECK(六本木)

 休日、快晴。六本木ヒルズのスカイデッキへ。  休日は非常に混み合うのだけど、森美術館のメンバーシップ会員のため、事前取得したQRコード提示で、長い行列に並ぶことなく52階まで上がれるのが便利だ。森美術館へのエスカレーター前が入口になっており、+500円の入場料を支払って入場。  時刻は16時前。東京タワー側はこんな感じ。  東京スカイツリー。日中は圧倒的な存在感を持ちながら、淡いLEDのライトアップと相まって、夕刻以降は存在が儚げにになる。  サンセットと反対側にな