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【写真】快晴,東京. その13 薄暮,レインボーブリッジから

 空から舞い降りてきた巨人のような雲が、強い風にゆらゆら漂う午後、

 再び、お台場海浜公園。風は、強さを増している。


■おだいばビーチ→台場公園へ

 おだいばビーチを通り、まず台場公園に向かう。寒さと風のせいか、あたりに人の姿のあまりない。

 幕末の黒船来襲に備えて設置された2台の砲台跡が、西日を受けて静かにたたずむ。

 傾いていく陽はその明るさを増している。


■レインボーブリッジ、夕暮れ

 来た道を戻り、レインボーブリッジのサウスルートへ。

 風邪はやまず、さらに気温が下がっていることの相乗効果か、空の透明感が、いつになく増している感じがする。

 何度観ても、どこから観ても、引きこまれるような陽光。赤い夕陽になる前のこの光に惹かれる。

 そして、陽の入りへ。


■薄暮、この日の夕景の美しさ

 日没を迎えたあと、しばらく沈黙するような時間があって、

 この日はそのあとに、薔薇色の世界がやってきた。

  ノースルート側にも回ってみる。照り返しを受けた高層ビル群と、そのはるか彼方の東京スカイツリー。

 レインボーブリッジの下を遊覧船がくぐっていく。船上からの夕陽はどんなふうに望めただろう?

 点灯したての東京タワー。


■夕闇が近づくなかで

 おだいばビーチを歩き、駅のほうへと向かう。

 空の透明感が失われないまま、夕景が広がっていく。

 日没が16時半、この時点でも17時前。この場所に人が集うのは、これからなのだろう。

 この日の薄暮の時間は長かった気がする。静寂のなか、ときどき立ち止まっては、夕闇に覆われてしまうまでの時間を愉しんだ。

 そしてまた、次の薄暮を求めて。


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