試験勉強する人とその手伝いをする人なはずが、結局夜な夜な爆笑している親子…な話。
娘は中学高校と、公立でも私立でもない、某海外系の学校に通っていた。
日本にそういった学校があることを知らない人の方が多いかもしれない。
そこでは定期テストもなく、もちろん順位もなく、数値による成績表も存在しない。
初試験勉強?での問題出して~!
なので、英検や漢検等を除けば、いわゆる試験らしい試験というのは、高認(高校卒業程度認定試験)が初めてのこと。
授業内容も一般の学校のそれとは異なるので、私個人的には娘達が受けている授業をうらやましく思ったり。
親からしたら本当に日本の公教育は面白くないし、試験勉強なんて苦痛の極みだなぁ などと思ってしまうのですが、ところが娘からすると全く逆の感覚があるもよう。
試験勉強も試験そのものも、初めての経験になるので、けっこう楽しんでやっているように見えたんだよね。
とはいえ、娘曰はく「憶えればいいだけだから難しくはないけど、覚えなくちゃいけないことが多過ぎるっ!」と。
一般の学校で中高と日々積み重ねてきたこの“憶える”という作業とは、娘達は普段の勉強では無縁できている上に、一定期間で一気に憶えなくてはならない。
母親の私が「娘楽しんでるな~」などとのんきに思っているほど、娘自身は気楽ではなかったかもしれないな…。
ただ、覚えれば解けるから難しくない、自分達の普段の授業は答えを出すことより、とにかく考えることが大事だからその方が大変、でもそれはそれで毎日面白いんだ と思っていてくれたことは、そんな教育を選んだことを良かったなと思えた。
高認の前にはよく「問題出して~!」と、穴埋め問題を読まされたことがあった。
穴埋め部分を憶えるなら、自分で暗記用マーカーなんかを使えば済むのに、わざわざ親に読ませるというのは、自分が高校生の頃なんて絶対そんなことはしなかったし、なんかウチの娘可愛いなぁ なんて親バカ全開になって、いそいそと手伝ってしまうわけ。
娘側からしたら、親とのやり取りがちょっとした気分転換になっていたのかもしれない。
いや、たんに暗記用マーカーを買うお金をケチったのかもしれない。
そんなの買ってあげるのに、それももったいないと思ったのかもしれない。高認の勉強で使い終われば、普段の授業では使わないモノだし。
大学生になっても続けられる「問題読んで~!」
そして、この「問題読んで~!」は、大学生になった今も、たまに続けられている。
学科の専門性からのカタカナも多いし、BBAにはひじょーにシンドイ読み物になっている。
老眼だし。
私「ロ…ロウィス…え、何これ、何て読むの???…ロウ、ィスヴィ…ヴィトンッ、ヴィットンッ!!」
娘「(゚∀゚)え?」
Louis Vuitton
私「ん?あ?あぁっ∑ (º∨º ;)!!」←なんか気づく
娘「ルイ・ヴィトン!(笑)」
私「… … …(///・∀・///)… … …」
いやいや、読めないっしょ、フランス語!
ロウィス・ヴイットンでしょ、どう読んでも!
もー、これがスラスラと読めるくらい、ヴィトンを沢山プレゼントしてくれるようにいつかなってください(切望)。
そして深夜の穴埋め問題は続く。
私「GMSとは」
娘「ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア?量販店?」
私「GMといえば量産型MSのジムだから…」
娘「えっ???何それ???」
私「量販店って雰囲気で覚えられるね!」
娘「いやいや、雰囲気っつーか、ジムって何よ」
私「ジムっつったら、地球連邦軍の量産型モビルスーツに決まってるやろ」
娘「たどり着くまでの情報量多っ!すきあらばガンダムつっこんでくるし」
そうかなあ(ーεー)
すっごく覚えやすいと思ったんだけどなー。夜中だからね、ちょっとのことも余計におかしくてね、声を押し殺しながら腹抱えて笑うという。
試験範囲終わるまで、どんなけ時間かけんねん!みたいな。
いやー、親として、子どもの試験勉強じゃましてますよね っつーね、平謝りですわー。
娘、いい子だからね、「そんなことないよ、ありがとう」とか言うんだよね。
親がこんなだから、子どもが自分でちゃんと育ってくれてる。
ありがたやー。
この調子で試験どうなったのか?
いやー、それがビックリな後日談。
「お母さんが変なこと言ってくれたおかげで、逆に思い出せて助かったー!」
マジか。
絶対間違えそうな紛らわしい所とかも、あれもこれもと思い出せたらしい。
オッホン(-o-)
もちろんそれを見越して、わざとやっていたのですよ。
なんてったって、お母さんなのですから~~~。
(嘘)
というわけで
「試験勉強する人とその手伝いをする人なはずが、結局夜な夜な爆笑している親子…な話。」
2020年1月28日のTwitter投稿のスピンオフでした。
ちなみに、ジムはガンダムの1/20の価格だそうです。
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