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秋空と百科事典

人の価値の賞味期限について書いていたら長文になってきたので、これは完成したらnoteに転載しようと思う。遠い道のりやけど。

そんな初秋の今日。
東京は抜けるような青空が、そりゃもう文字のごとく抜け過ぎていて、どこまでも遠くて深いところまで青が広がり続けている。
本日はお仕事もお休みなので、午前中から美容院へ行ってブリーチをしてきた。僕の髪も抜いたのだ。金髪ヘアは10年選手なので、抜くのはベテランだと思っている。
そんな抜けるような青空を、キレイに抜けた金髪ヘア越しにみていたら、生家にあった百科事典を思い出した。なんでやろ。

いつからあったかわからないけれど、広くない我家、というかどう考えても狭いアパートの我家にふさわしくない分厚い百科事典。10冊だったか20冊だったか、子ども時分にしか見た記憶がないので、身体の成長に伴う大きさと百科事典の容積が部屋を狭めた頃に、いつのまにか処分されてしまったのではなかろうか。
中身は恐竜と動物のページしか記憶にない。といっても知識ではなく記憶だから、その後何か役に立ったのかといえば当然そんなこともない。恐竜の名前を覚えたのは百科事典だったのか、それとも図鑑だったのか。ステゴサウルス、トリケラトプス、プテラノドン、ティラノサウルス、始祖鳥、首長竜。大きな大きな百科事典の、ほんの2ページくらいだったはず。
母は我家の狭さもかえりみず、何を想像しながら知識のかたまりを迎え入れたのだろう。
昭和に流行した押し売り訪問販売だったのか、誰かから譲り受けたのかも定かではないが、なぜかふいに心の湖からぷかりと浮上して思い出させた。

秋空に百科事典。なんの関連性も脈絡もないので、文章にオチも見いだせない。

ところで金髪ヘアって言いかたは、頭痛が痛いと同義でどこかおかしい。
青空スカイ、とも言わないしね。
こっちで話を広げればよかったやん。

時節柄、インフルエンザなどに気を付けてご自愛ください。
神無月の吉日

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