見出し画像

大学教員(理系)に 私はなる!

この記事はなに?

こんにちは。某大学教員をやっているaanuririです。このnoteは、大学教員をめざす方々にむけて、大学教員(理系)になるための具体的かつ実践的な方法をお伝えするために書いています。
2020/11/09  大変間があいてしまいましたが一部加筆をしました。現在、面接準備中でなので、差し支えない範囲でプロセスをお伝えします。

大学教員になるための情報が少なすぎる

私は大学教員として教育・研究をもちろんしております。一方、年に数回、自分が所属する学科等の新規の教員の採用審査・面接を行います。時々は他の大学の外部審査委員(最近は必ず外部審査委員をいれるところが増えています)もやります。実に色々な方が応募されますが、十分スキルがあり熱意や実力があるのに大学のことをよくわかっていないために採用に至らないケースを多くみてきました。(もうちょっと準備してくれればいいのに、もったいないなぁ)と思ったことが何度もあります。そういえば、会社の面接のノウハウは様々な情報が溢れているのに、大学教員になるための実践的な情報はほとんどありません。詳しく調べようとしても、なかなか情報がでてこないのは、ケースバイケースで一般論として通用する部分が少ないことと、企業就職に比べると需要が少なくて情報商材としてスケールしにくいからだと思います。

大学教員になるための秘訣はあるのか?

しかし、大学教員、特に理系分野の教員として採用されるために必要な準備や必要条件は、かなりはっきりしています。また、採用後にしっかりやっていくためのノウハウも確実にあります。これを知っているか知らないかで、大学教員として採用され、活躍できる確度は大きく変わるはずです。これをコツというのかどうかはわかりませんが、少なくとも師弟関係のある研究室の一派ではこういったノウハウは受け継がれています。その情報の輪に入っていない若手の研究者や企業の技術者・研究者にとって、大学のことを理解し、応募することはとても困難なはずです。相手を知らずに飛び込むようなものです。私は、もっと様々な人が大学での研究・教育に関わるべきであり、そのためのチャンスを公平に増やすべきだと考えています。

この記事を読んでわかること

これからいくつかのテーマごとに、大学教員になるためのポイントを書き連ねていきます。ややチート的な内容もありますが、基本は大学教員として人材育成に貢献したいという熱意があることが大前提です。現実は厳しく運も当然ありますが、確度を上げ、機会を引き寄せることはできるはずです。

有料にしているのは、真剣に大学教員に読んでもらいたい人に伝わるようにです。
2020/06/18時点 初稿  10250字。今後さらに加筆をして20000字になる予定です。
2020/06/20 加筆 10935字

それなりに時間をかけているので、初期バージョンは500円とします。段階的に加筆をして最終的には1000円にしていく予定です。

ここから先は

11,042字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?