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MBA Women Career Talk #17 その② -2021.10.31

女性のキャリア形成を支援する会社「A&CO」がプロデュースするオンラインセミナー「MBA Women Career Talk」。毎週日曜日の朝に開催しています。

その①からの続き)

ポジションは課題を解決するためにあるもの

磯村さん そうですね。もちろん責任は重いですけれども、どういう役割でも自分が果たせることってなんだろうっていうことを考えていくことが大事かなっていう風に思いますね。

やはり私も最初はいちスタッフみたいなところからやってきたんですけれども、自分自身のこと、それから自分のチームのことっていう風に考えていくと、段々課題が組織のことに出てくるんですね。

そういったものを変えられるようになるとか、変えるっていうのもちょっとおこがましいですけれども、できる範囲が広がっていくっていう意味では、やはりある程度の役職があったほうがいいのかなっていう風に私のなかで考え始めたので、役員というポジションにチャレンジしたというところもあるんですけれども。

なので、別に責任は重いですけれども、偉くはない、偉いとかそういう話ではないので、できることを広げていくためには私はそのポジションだったっていう感じですかね。

川原さん なるほどです。できる幅を広がせるためにそのポジションに至るっていう考えたほうが、たしかにいい意味で気楽って言ったらよくないですけど、そうですね。

磯村さん そうですね。はい。背伸びする必要はないと思うので。

川原さん なるほどですね。ありがとうございます。三竹さん、いかがですか。

三竹 はい。すごくまだお若いのにって思ったり、まだお子さんも小さいうえに、そしてさらにまたもう1人を1ヶ月前にご出産されたばかりということで。

それでも、このセミナーに講演を快諾いただけるという、このパワフルな感じはどこから来るのかなっていうのはすごく思っていたりしていまして。

常にちょっとした1歩でも踏み出していくっていうようなことでしたけれども、それでも最初は停滞した時期も先ほどのライフラインチャートであったりしたじゃないですか。

どういうような、なにかきっかけがあってそういうように1歩進む、行動するって変わっていったのか、その辺をもう少しお伺いできればと思ったりしました。

パワーは循環する

磯村さん はい。承知しました。一番のきっかけは、先ほども少しお話したかもしれなんですけれども、出産を機に仕事からちょっと離れたんですね。産休・育休で。

そのときに、いろんな方のお話を非常に不安だったので聞くようにしたんですね。

そうすると、そういうお話をされる方って非常にポジティブで、すばらしいアドバイスもたくさんいただいて。

で、コーチングを受けたりとかもしたんですけれども、そうすると「あなたは何がしたいの?」みたいなことをすごく聞かれるんですよね。

考えたこともなくて、何をしなくちゃいけないっていうことはすごく考えたんですけれども、そこで「あっ、私のやりたいことって考えていいんだな」っていう風に思って、そこからいろんな話を聞くようにすると、段々聞いては自分で行動に起こし、みたいなことが少しずつ少しずついい循環になってきて。

今回のセミナーもお声掛けをいただいて、三竹さんとお話をして、すごくパワーをいただいて、また私も何かやってみようと思ったりとか、そういう循環ですね、本当に。

川原さん チャンスを毎回ものにしていくっていうものの積み重ねが、すごくパワーになるのかなっていま思いましたね。

磯村さん そうですね。はい。

棚卸しをすることで価値観が表れる

川原さん ありがとうございます。あとはやっぱり先週がコーチングの回で、まさに自分を振り返る棚卸しといいますか、そういうのってなかなか難しいなかで、磯村さんもコーチングという外部のサービスを使われたりとか、工夫をされたんでしょうか。

磯村さん そうですね。はい。アドバイスをいただいたんですね。「コーチングを学んでみたらどう?」みたいなことを言われて。

それを知っている方にお話をしたら、その方がちょうどコーチをやっている方だったので、「やってあげる」っていう風に言われて。

そこで、「何がしたいの?」「あなたはどういう人なの?」みたいなことを聞かれたら、なんにも思いつかなくてすごく苦しかったんですよ。「何を言われているんだろう?」みたいな感じで。

そのときに、「じゃあ、これだけは嫌っていうものある?」っていう風に言われて、案外そういうほうが考えやすくて。「これは嫌だな」とか、「こうはなりたくない」とか、あとは、「こういうことは許せないな」とか、そういうことからちょっとずつ考えるようになりましたね。

三竹 私が雛形を送って手前味噌ですけど、ライフラインチャートを自分で書いてみるっていうのもひとつ棚卸しとしてはわかりやすくなるのかもしれないですよね。

書くことって私も最初やってみたんですけども、いろんなことが起きるじゃないですか、特に女性って。いろんな軸によって、見え方によって、ここが不満、ここが満足って変わってくるので、一概にこの年は満足だったって言えない部分があったりして。

でも、こういう軸だったらこの年は満足だったっていう、その書き方のどの立ち位置から自分を振り返るかによって、割と満足、不満足の部分が変わってくるっていう感じがしていて。

磯村さん そうですね。

三竹 ぜひ次回はまりりんのライフラインチャートも。

川原さん 私ですか。すごいジグザグしそうですね。

三竹 でも、本当に書くと「あっ、こういうことか」って書いていることじゃなくて、出来上がって見たときに、気づきがあるっていうのはっていうのは思ったりしました。

川原さん たしかに。それこそ、自分が何に対して満足に感じるかとか見えてきますよね。

磯村さん そうですね。周りの方から見たらこう見えていても、自分のなかでは満足だとか、不満足だとか、けっこう自分の価値観が表れますよね。

その③へ続きます


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