【2020年10月21日(水)のこと】立ち食い蕎麦、サンドウィッチ、ポテサラへのインスパイア

1. 東京、どんと晴れ。朝からお腹は鳴っていた〜
2. 遅めのランチは、街中の立ち食い蕎麦屋へ行った。これはもう、オンタイムで読んだ途中でやめるの山下陽光さんのメルマガのもろ影響。
3. わたしはあまり立ち食い蕎麦を食べることはないのだけど、駄目ですね、気付けば食券を買っていた。
4. 秋の盛り合わせ蕎麦を注文したら、「秋、ひとつ！」と店員さんに言われ、なんだかその言い方が叙情的で、「ア、秋。トンボ。スキトオル。夏ハ、シャンデリヤ。秋ハ、燈籠。芸術家ハ、イツモ、弱者ノ友デアッタはずなのに」と、ごたごたいっぱい、文学してしまう。
5. 舞茸、秋鮭、サツマイモの天ぷらが入っている。ネギを入れてゆず七味を入れて豪快すすればたくましく生きていける気分になれる。ゆず七味が美味しすぎハマった。

6. そろそろお気づきになった方も居るかもしれませんが、わたしってやつは、とにかく影響されやすいんです。伝染るんですヨ。
7. そして、頭の中、毎日連想ゲームみたいに展開していて忙しい。

8. 「きょーへーってな、西の魔女が死んだ、のあのおばあちゃんやん、って言われた。僕はこの本は知らない。読んでみたいと思う」ときょーへーがツイートしていたから、『西の魔女が死んだ』は映画化もされていて今なら、Amazonプライムビデオでも見れますよ！と教えてあげたら、すぐ反応が返ってきて。
9. きょーへー、映画、観たらしい。本も買って配っているらしい。いつも行動は驚くほど早い。
10. そして、わたしも案の定、きょーへーからブーメラン刺激されちゃって『西の魔女が死んだ』の映画を又観たり、本を読み始めたりしてしまった。
11. わたしは体感する読書会、という本の読み方を提唱していて、小説の主人公と同じ経験をして活字を味わってみることがある。わたしは、『西の魔女が死んだ』に出てくる炒り卵とレタスとハムとキンレンカの葉のサンドイッチとベリーのジャムを、あまりにも美味しそうだから真似て作ったこともあった。

12. 梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』は、ほんとうにすばらしい作品だ。映画だとおばあちゃん役は、シャーリーマクレーンの娘のサチ・パーカーさんで、これがまたすてきすぎて。
13. おばあちゃんもの、というジャンルで映画や小説、漫画、絵画などセレクトしていくのはどうかしら、と思った。わたし、おばあちゃんが、リアルでもフィクションでも好きなんですよね。

14. 美味しい小説、と言うカテゴリもいい。そういえば、Twitterで話題になったポテサラ論争。同じひともいるだろうけど、この論争が話題になれば話題になるだけ、ポテサラが食べたくなりスーパーで買ってしまったっけ。
15. 姫野カオルコさんの『リアル・シンデレラ』（光文社文庫）に出てくるポテトサラダの描写が、ものすごく美味しそうだったことも思い出す。

16. 「ポテトサラダを食べて思った。マーガリンではなくバターが、それも少量に抑えて使ってある。作りおきしていないサラダは胡瓜と人参が硬い。歯茎と口蓋に心地いい刺激がある。岩塩で塩味がつけてある。炭酸の入ったビールが通過した喉に、なまめかしく擦り寄るような、ぽちゃぽちゃの柔らかい塩味。」
17. よだれが、、、。
18. 小説に出てくるような理想的なポテサラを出す料理屋を探したいって野暮がずっとある。個人的には、隠し味にワサビとか入ってるのも好き。

19. 以前、よく参加していた読書飲み会の主催者は、かなりなグルメでいつも美味しい飲み屋で会を開催していたから、それが目当てで参加していた。いつもハズレなしで美味しい店だった。千円でベロベロになれる「せんべろ」としてもポリシーのある方で、とにかく酒屋はポテサラの味で評価するんだ、と言っていた。おすすめの店の名前をちゃんと教えてもらえばよかったと思う。今は疎遠になってしまった。
20. 川上弘美さんの『センセイの鞄』のタラと春菊も入った湯豆腐も美味しそうだった。下戸だけどカウンターで熱燗が飲みたくなる。
21. そろそろお気づきになった方も居るかもしれませんが、わたしってやつは、とにかく美味しい食べものが出てくる物語が大好物みたいだし、そそられてしまう。
22. たまんないね！とっぴんぱらりのぷぅ。