【#子育て#スキルアップ】'グローバル'教育:英語力より必要なスキルがあった!

『我が子にグローバルに活躍できる力を身につけて欲しい』

そう考えている親御さん、沢山いますよね。
漏れなく私もその一人。
※子供の前に、私自身が海外でも仕事ができるようになりたい!と思って早数年…。

今朝5時。
新生児頻回ミルクタイム中のお供に聞いたVoicy放送の中でのお話が、まさに現職の外資企業での経験と重なりすぎて、目が覚めました。

グローバルの定義が
『日本と海外では全く違う(日本で言う'グローバル'は、真のグローバルからかけ離れてるよ!)』という話。

私と同じ様にグローバルなキャリア・教育に関心をお持ちの日本の親御さん/ビジネスパーソンの方に、少しでもお役に立てるシェアになれば嬉しいです。

日本における'グローバル'の意味

キャリアの話の中で、グローバルスキルというと
・高い英語力
がまず先に浮かびませんか?

教育においても、グローバル教育を売りにしている教育機関のカリキュラムは、英語クラスの充実、短期留学、などが一般的な内容です。

日本で英語を使える人は人口の1%未満と言われています。

英語が問題なく使えれば、
・日本人以外の方とのコミュニケーションはうまくいく。
・グローバルで活躍できる。

私も、現職の外資IT企業へ転職するまではそう思っていました。

世界での'グローバル'の意味

のもきょうさんと安浪先生のVoicyでの対談では、以下の様なお話がありました。
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世界では、
・自分の考えや文化、価値観と違うものを持つ人々が共存する事が当たり前。
・ビジネスでも教育でも、まずは相手の立場に立ってみることが大事。違う意見がある事が自然で、1 正解は一つではない。

これが'グローバル'。

日本では、正解とされる価値観があり、それにマッチしないと受け入れられない風潮がある。
※例:中学受験=偏差値の高い学校に受かる事が'正解’。それ以外は失敗。

日本のこうした一義的な文化は、グローバルやインクルーシブとは真逆であり、海外諸国からもネガティブに捉えられている。
しかし、日本人はこうした価値観を持っていることに気付かず、教育であれビジネスであれ、つい画一的な正解に向かってしまいがち。

英語力を身につけるだけではなく、意見の異なる人・多様な考え方が集まる環境での体験によりリアルなグローバルさを身につけるべき。
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グローバル環境で活躍するために必要な事

『異なる価値観があることを受け入れる。画一的な正解に向かうのではなく、相手の意見をまずは聞く。英語力があっても、このインクルーシブな姿勢がないとグローバル環境で活躍/適応できない』

これは、まさに私が現職の外資企業で日本人以外のメンバーのみのチームに入って痛感した事です。

前職までは、外資系と括られながら日本人メンバーのみの環境だったこともあり、皆ある程度同じ考え方や価値観を持ち、突拍子もない意見が出てくる事はあまりなかったのです。
なので、プロジェクト管理や進行で、それ程大変な思いをした事がありませんでした。

一方、現職へ移ってからは、皆国籍がバラバラ、まるで異なる価値観を持っています。そのためか、プロジェクトが進んでから認識の違いが後々発覚して振り出しに戻ることも少なくありません。

英語が通じても、異なる価値観がある事を理解し都度柔軟に話し合って合意し合う事に慣れていないと、こうしたグローバル環境でうまく仕事が進みまないな。。と、私は入社当初とても四苦八苦したことを思い出します。

この考え方は、日本で生まれ日本以外で生活をした経験がない私にとって、日常で日本人以外の方と接する機会がなければ知る事ができなかった事でした。

そして、この『違いを理解し柔軟に対応するスキル』というのは、大人になり価値観が定まってくると簡単には身につかない、ということも痛感します。

だからこそ、自分の子供たちには、幼い頃から日本人以外の多国籍な人が集まる環境で、色々な価値観に触れその中で協力し合う柔軟性を身につけられる環境で育って欲しいと思っています。

私自身も、引き続き現職のグローバル/インクルーシブな環境に揉まれながら、違いを認めながら協働し合うことを楽しめる柔らかい頭と心を鍛えていきたいと思いました。

子育てでの応用:まず子供の意見を聞く(親の考えを初めから押し付けない)

このグローバルに関する話は、子育てでの親と子のコミュニケーションにも応用できそうです。
※躾として必要か、価値観の押し付けをしているだけか、をどう判断するか…親である私たちが試されますね。

例えば…
・朝の忙しい時間:着替えないと言い張る子供を叱り、無理やり着替えさせる(=パジャマで出かけるなんて恥ずかしい、という親の価値観を押し付ける)
→まずは着替えたくない理由を聞き、どうしても嫌ならパジャマのままで送り出す。(=恥ずかしいかどうかは、子供が決めること)

・塾や習い事に行きたくないという子供に檄を飛ばして行かせる(=一度始めたことはやり切らなくていけない、という親の価値観を押し付ける)
→行きたくない理由を聞き、しっかり考えているのであれば尊重する。

終わりに

子育てでもキャリアでも、自分とは違う意見や異なる考えを学び続けながら、自分自身をアップデートし続けることが大切だと感じたのでした。

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