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あかね噺・考察 第7回 ー年表を作ってみる-

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あけましておめでとうございます。
だらだらしたnoteですが本年もよろしくお願いします。

ジャンプがお休みの週は考察を上げると決めたので、今回はあかね噺の年表を作ってみようと思います。正確な年齢が分からないキャラが多いけど、纏める事で見えてくるものがあるかなと思って纏めてみようと思います。
この間の勉強会の話で出たポスターの曜日と日付から2023年と分かったので、それを起点に作ります。
ただ、作りながら書いているので、何の発見も無いかもって事で始めます。

◆あかね噺年表


2024年
あかね・19歳
あさ顔:二つ目に昇進。


2023年
あかね・18歳 ぐりこ・24歳 亨二・29歳 こぐま・30歳 まいける・32歳 魁生・21歳 ひかる・20歳 からし・23歳 嘉一・3?歳 けん玉・19歳?
あかね:高校卒業・志ぐまに弟子入りをする・前座修行を始める


2022年
あかね・17歳
あかね:初舞台・魁生と出会う・兄弟子の付き人・可楽杯優勝
ひかる:一剣の弟子になる。
からし:円相の弟子になる。


2019年
あかね・14歳 魁生・17歳
魁生:一生の正式な弟子になる。


2016年 
あかね・11歳 まいける・25歳 こぐま・23歳 亨二・22歳 ぐりこ・20歳
あかね:父親が破門になる・志ぐまに落語を習い始める。
泰全・ちょう朝:真打になっていた。
あさ顔:これ以前にちょう朝に弟子入り


2015年
あかね・10歳 ぐりこ・19歳
ぐりこ:志ぐまに弟子入り


2013年
あかね・8歳 亨二・19歳 魁生・11歳
亨二:志ぐま?に弟子入り
魁生:正確では無いが、この辺りで一生にから落語を習い始めている


2011年
あかね・6歳 こぐま・18歳
こぐま:大学中退して志ぐまに弟子入り


2008年
あかね・3歳 まいける・17歳
まいける:あかねの面倒を見る


2005年
あかね・0歳
志ん太:あかねが生まれる


2002年
志ん太:志ぐまに弟子入り


こんな感じかな。志ぐま世代のメンバーの年齢が分からないので、ちょっと物足りないけど、ザクっとまとめてみました。間違ってたら指摘よろです。

◆気付いた事


これをまとめてから、いろいろ考えてみたのですが、志ん太とまいけるがかなり気になりましたのでこの2人について考察していきたいと思います。

阿良川志ん太
作中で明かされていないですが、志ん太の年齢を考えてみます。落語家に入門する年齢は様々ですが、志ん太は社会人経験を積まずに入門している感じがするのと、インテリっぽい雰囲気があるので、大学卒業すぐに入門したと予想します。こうなると23歳で入門、26歳であかね誕生、37歳で破門、現在は45歳になります。

まず驚くのは入門して2年目あたりで、真幸と付き合い子供をつくるような関係になっている事です。
別に悪い事じゃないけど、入門2年目の前座なんか収入はほとんど無く、師匠からもらう小遣いとバイトでなんとか生活できるレベルの時期です。
真幸も志ん太とそれほど年齢が変わらないと思うので、美容師として働きだして数年というところで、これも収入が多いわけでも無い。
このタイミングで妊娠となると、育児手当とか産休を取ったとしてもかなり極貧の生活を強いられます。

こんな時はやっぱり両親に頼るのが一般的だと思うのですが、この夫婦の両親が全く出てきていないのも気になります。
2話で小学生あかねが語るみんなの図には、志ん太を慰めるおじさんがいますが、両親では無いように思います。
そもそもあかねが落語家になったり、可楽杯で優勝するなど、それなりの活躍をしているのに孫の落語を見に来ない祖父母というのがおかしい。
志ん太夫婦の両親は、死別しているか、結婚そのものを反対されていたと考えるのが自然だと思います。
ほとんど収入の無く、落語家としての実績も全くないに等しい志ん太との結婚を喜んで認める親はなかなかいないと思いますしね。

しかし志ん太はめちゃくちゃ頑張ったのか、あかねの誕生の時にすでに羽織を着ています。これは二つ目の証なので、入門3年で二つ目に上がった事になります。普通二つ目には4年から6年と言われるので、この段階では新進気鋭の二つ目だったというのも間違いは無かったはずです。
朝志隊といい、二つ目昇進の速さといい、落語家としてはエリート街道を走っていたのに、なぜ売れない二つ目でくすぶる事になってしまったのか、単に弱かっただけではない何かがあるんじゃないでしょうか?

阿良川まいける
今回、見直して一番びっくりしたのが、あかね3歳時のまいけるの年齢が17歳。
中学卒業と同時に落語家に入門というのは昔はありましたが、今では高校卒業以前の弟子入りは、落語家にコネがあるようなイレギュラーでしかないので、無いと考えて良いと思います。
師匠も頼まれても人生を左右する事なので、高校ぐらいは出てからもう一度門を叩けと追い返すのが普通です。
まいけるが志ぐまに弟子入りする以前の可能性も大いにあります。

さらに、金髪ロン毛の17歳の男子高校生ってのが、かなり異色なので、高校に行っていないのかもしれません。
人間にしてもらったと志ん太を慕う事と金髪ロン毛から、かなりヤンチャだったイメージから、高校中退で遊びまくってたと考えるのが自然なんですが、これだと、3歳の子供を17歳に預けるか?っていう疑問があります。
このエピソードの時から感じる違和感が、さらに強くなっています。
年齢的にも弟子入り前の可能性も高く、それだと単なる知り合いに子供を預けたって事にもなります。

いわゆる不良では無く、筑波大学附属駒場中学校・高等学校のような自由過ぎる高校に通っているなら金髪ロン毛の17歳はありえます。仮に駒場だと国内トップクラスの学力となり、まいけるの達者すぎる部分とも合致します。
不良では無く勉強ができる駒場的な学校に通っているなら、人間にしてもらったとは、人を見下したり勉強しか考えられない偏った人間性だった人格を矯正してもらえたとなり、ここまでの情報と合致させることもできます。
これだと、賢い子なので預けれるみたいな事で多少ましにはなりますが、人格的に破綻していた人物が、いくら変わったからと預けれるものなのか?とは思います。

エピソード次第ではあるのですが、17歳に3歳を預ける事の違和感を払しょくするのは難しいです。
その違和感を払拭のみを考えると、まいけるは真幸の弟なんじゃないかと予想します。
慕っている兄弟子の奥さんだからと言って美容院に会いに行く事、兄弟子の奥さんだからといってアネキと呼ぶ事、志ん太兄さんと呼ばずアニキと呼ぶ事、17歳に3歳の子供を預ける事、まいけるに対して感じている違和感を真幸の弟なら、ある程度納得が出来ます。
まいけると真幸が親友だったとかも無くは無いですが、17歳で25歳前後と友達になるというのは、難しい気がします。まぁイトコもあるとは思います。


年表のまとめと、志ん太、まいけるについて思う事を書いてみました。
もうジャンプが出てて次の話を見たのですが、本題にいきなり触れてきたので、今回感じた疑問についても詳らかになる時が近いのかもしれません。
今回はこの辺で、でわでわー。





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