光の名を冠して、ぼくの。
新しい靴を履く君を遠くからずっと眺めている。また君も私を置いてずっととおくへ、行って行って行ってしまうのですね。光を、放つ、いや君そのものが光で、私はそれを地の底から見つめて、手を伸ばして、縋り付く、それは空を掠めて、届きはしないのは明白だった。掠めた手は誰に握られることなく、朽ちて灰になっていく。私はそれをかき集めて、抱きしめている。
おまえは面影を追い続けている?という問い対する答えはYESに程近い。いるはずのない街に君のにせものを見る。シャワーを頭から被り水浸しになり