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バンクーバー滞在記① 最初の1週間

バンクーバーに来て1週間が経った。
朝起きて、ここどこ?もなくなってきた。

出発するとき、寂しいからなのか、不安からなのか分からないけどいい歳して涙が止まらなくなってしまった。
不和の実家があんなにストレスだったのに。

生きていくのに必死で、余計なことを考えなくて済む。
学校に行っても先生の言ってること半分ほどしか分からないし、カフェでホットチョコレート買うにも緊張するし。
なぜか自分のStudy Permitではバイトできないし。
使ってたスマホではこっちのSIMカードでデータ通信できなくて(日本製とか中国製はなぜかデータ通信が制限されているらしい)、英語で新しいスマホを買うっていう一大ミッションもクリアした。
曇りの日は寒い。着いて1週間は晴れてて散歩にちょうどよかったけど、昨日からレインクーバーになってしまった。
晴れてる日はきれいな写真が撮れるので面白い。

1年で何ができるようになるのか、とは思う。
でも日本語が通じない土地で1年間生き延びられたら、日本のどこでもある程度生きていけるような気がする。円安が解消して、賃金が上がれば。

未だに日本のテレビが見られないのも、ラジオ聴けないのも、劇場にお笑い見に行けないのも寂しいのでVPN契約してしまった。
時差の関係で見逃さないようにするのが難しい。本当は英語の何かを見たり聞いたりしたほうがいいんだろうけど、心の安寧というか、支えなので。
家に置いてきたミニオンに会いたいな、とも思う。送ってもらうとなると段ボール2箱以上になるので、ぬいぐるみは1つだけ連れてきた。

友達は作りたい。コミュニティセンターがあって、講座はヨガとかダンスとかが多いらしい。剣道の道場もいくつかある。音楽サークルってないのかな。
防具もスノボの板も、いつでも送ってもらえるようにして出てきた。

1年あるので、正直焦って観光する必要もないよな、とは思っている。基本的に日本みたいに室内でできることを楽しむというよりは、公園とかビーチでのんびり、カフェでのんびり、みたいな感じらしい。
のんびりの仕方が分からない。Wi-Fiつなげて動画見てしまう。

おしゃれという概念があまりないみたい。日本には流行があって、同じ年代の人はみんな似たような恰好をしてたり外に出るのにちゃんとメイクしてたりするけど、別に毎日パーカーにスキニーでも誰に何を言われるわけでもないし罪悪感もない。いつも同じ服着てるやん、みたいな指摘が非常に嫌いだった。気楽。

身長が高い人も多い。スタイルいいね、って言われて愛想笑いすることもない。日本にいて、なんだかんだ小さいことでも対人のストレスっていろいろあった気がする。

部屋がずっと寒い。暖房ってないのかな…

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